土台

おはようございます。

大型台風各地にまたもや被害をもたらして去りました。被害にお遭いになりました皆様には心よりお見舞い申しあげます。一日も早い復興をお祈りします。
「にんげん学」京都講座「老子を読む」ご出席の皆さんありがとうございます。老子の当たり前の言葉がすっ〜と入って来ます。「身を修めれば、天下(地域)も治まる」「身を修めれば、会社も治まる」「身を修めれば家庭も治まる」。まったくこの通りです。
要するに、自分を修めることは外の欲に引かれて行えるものではありませんし、一生涯のことです。これを確かにすれば、外の世界に引きずられることはないというのが老子です。
土台(心の置き所・ベース)がしっかりし、堅牢に組まれた建物は揺れても倒れないのです。それと同じように、しっかりと「道」を守っていけば、子孫に伝わって行き代々、祖先を祀ることを絶やすことはなく、故に守る物を確かにしてこそ安定だというのです。
「攻撃は最大の防禦」「防禦無くして攻撃無し」という教えもあります。守る道が無くては完成するものはない、力も入らないともいえます。
順風満帆の人生と願うのは人として当然のことですが、そうはいかないのが人生、紆余曲折しながらが人生です。外からの刺激や影響で迷うのではなく、プラスにできるのが「道を守る」ことだ老子は教えます。
安定を願うのなら「身を修めること」、これまた当たり前です。修めるべきものは「道」だというのです。人、家、地域、国、世の中のいずれかを問わず、重んじるべきものは「道」であり、「道」をもとに、この世のすべてが回ることが最も良い状態だと老子は説いています。
「道」に従わなければ、いくら徳行を積んでもそれは「不善の徳」であり、他人を欺く行為となるとも説きます。
たとえば、周囲から賞賛されたくて善事を行うなどはそこに打算が入っているので、「徳」からかけ離れた行為となり。親孝行であるふりをしたいがために人前では親を慈しむような人は、ただの偽善者です。先生や上司の前では自分をよく見せるような人も同じです。
善行をするときに他人にしられないようにするのが真の徳行でもあるのです。
手を施すべき事柄を目の当たりにしたとき、自然と行動に出る、または自分が行動することで皆が助かる、こうした自然の発露からの善行こそ、真の徳を備えた人の行動であります。
タオパワーは自然の道とつながってこそ発揮され活力となり、大木が大木となる所以はしっかりと大地に寄り添い根付いているからです。私たちも道に従い道に根付けば活力が無理なく湧き出て、大地が誰にでも必要な様に、私たちも道に歩めば周りに影響を及ぶ素事となるのです。
途中で物事を投げ出すことは道に従って歩み始めたのではなく、欲で始めたことを悟るべきです。欲で始めたからこそ、違いを感じ途中で投げ出してしまい、パワーとならない、信用ともならないことを知りましょう。
「道に従って身を修める」ことを常としたいものです。今日から「身を修める」ということを心してはいかがでしょう。良い一日となりますよう。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌

 私たちは東日本大震災の復興、豪雨災害の復興を祈り応援します。
懇親会「洋食・ぼんじゅーる」さんの美味しいお料理です。マスターごちそうさまでした。
和牛とキノコの和え物。

ホタテとベーコン、アスパラのバター炒め。

信州サーモンのオーロラソース

霜降り黒毛和牛のミニステーキわさび添え。

Kさんのお誕生日です。Kさんこれからもご一緒に勉強ください。