下問

おはようございます。

先月から小学生が通う「造形教室」に子ども達と一緒になって学んでいます。一昨日は油絵を初めてやりました。いつも思うことですが、子どもたちは凄い、いつも感心します。自由闊達、キャンパスの中にいっぱい絵を描きます。私を見れば、せこい、絵など上手く描けるはずもないのに上手く画こうという、自分でもイヤになってしまいます。しかし徐々に気負いと言いますか、子ども達に教えられ心が解放されるのがわかり楽しくなっています。何と今まで自分はつまらない人間だったのか、自分で自分を不自由にしていたことを知り、嬉しくなっています。
やはり幾つになっても学びは大切です。孔子は「下問を恥じず」といいました。「聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥」ということわざもあります。今まで聞かず尋ねずどれだけ恥を掻き、損をしていたのかと思うとゾッとします。
こうした態度は年令を重ねたり、組織の管理者になれば一層大切ではないでしょうか。また人との親交を深めるためには大切なことだと思います。聞く大事、尋ねる大切さがようやくわかったようです。わからないことがあれば謙虚な気持ちで部下や年下の人に教えを乞い、部下の道理に適った意見は積極的に取り入れるという態度が部下や年下の人から承伏されるのではないでしょうか。
自分は人より優れていると思いますと、人は傲慢になりがちです。人の意見を一蹴(いつしゆう)し、人へ教えを乞うのはメンツがつぶれると思って聞かない姿勢をとり続けていれば、ますます孤独になり、頑固になって、そのうち組織から淘汰される羽目になりかねません。
そのような愚かな人生としないためにも、虚心坦懐に教えを乞うようにしたいものです。今日は虚心坦懐に一日を過ごしましょう。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
 私たちは東日本大震災の復興、豪雨災害の復興を祈り応援します。
白い可憐な花凛としています。

今日の夕景です。