徳の力

おはようございます。

「にんげん学」京都講座ご出席の皆さんありがとうございます。京都講座と大阪講座は共に「老子を読む」です。老子の言葉は素直になってそのままを味合わなければ、余りにも素直に書いていますので理解できません、素直に読みますと「なるほど、なるほど」と腑に落ちてしまうのです。
昨日読みました老子55章などは特に素直に読まなければ理解できないかもしれません。素直に読みますと人生を楽しく歩めるようになります。そしてモチベーションが落ちなくなるのがこれまた凄いのです。
「徳(タオ)の力は、誰の命の中にも満ちていて、ひたすら、君をいかそうとする。中略、
徳(タオ)のパワーは陰と陽の調和に向かう。
平らで安らぎの道なのだ。
命の力をゆっくり増すことが幸いにつながる。」
この老子独特の表現などは、「えっ」と感じてしまうのではないでしょうか。「私に徳なんか無いよ」と感じたり、「徳って何?」と頭で理解しようとしたりする人が多いかも知れません。
老子はいやいや頭で考えず、じっと自分のこの体と心と会話をしてごらん、そうすると自然にジワリと感じるのだよと言うのです。
徳って「人として備わった様々な能力」のことです。「心身に備わった能力のことを徳」といいます。人と比べて優れているから徳があるというのではないのです。
徳(タオ)の力は、誰の命の中にも満ちていているのです。徳は見ること、聞くこと、臭いを嗅ぐこと、味わうこと、寒暖を感じる体、持ったり、握ったり、つかんだり、覚えたり、歩いたり、走ったりといった私たちに「生まれながらに備わった能力のこと」です。
自分の「徳(タオ)のパワーに素直になろう」というのです。人と競争せず、尊敬していけば「命の力をゆっくり増すことが幸いにつながる」のだぞ、と優しく諭すのです。そんなに競争し力んで、又新たな敵を作るような疲れる人生を送りなさんなと諭しているのです。
今の自分に素直になれば「徳(タオ)のパワーは陰と陽の調和に向かう」のだぞ、「多くの人との和合がなり、新たな発想になる」のだとも諭しています。敵対心からは調和は生まれず、和合が無ければ「新たな世界は生まれません。和合があるからこそ新たな世界が生まれる」のです。
逆らわず、慕い尊敬すれば、自然私たちの「命の力をゆっくり増すことが幸いにつながり」豊かな人生が自然ともたらされることを感じ取り、楽しく歩みましょう。今日も徳(タオ)のパワーを信じゆったりと自分のペースで過ごしましょう。良い一日となりますよ。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
 私たちは東日本大震災の復興、豪雨災害の復興を祈り応援します。
「洋食・ぼんじゅ〜る」さんの昨夜の料理です。マスター美味しくいただきました。ごちそうさまでした。
広島産、カキのみぞれトマト風味。

広島産、カキフライ。

小さなビフテキ

舌平目のムニエル、オーロラソース、アスパラガス添え。