足跡

おはようございます。

寒暖の差にまだ慣れていないのでしょうか、風邪をひかれる方が多いようです。面倒でも一枚お持ちになって用心しましょう。先日の講演先などは寺と違い空調が効いていますので、寺のままの厚着で行きましたら汗びっしょり、風邪を引かずに済みましたが、これは大変だと思いながら帰ってきました。
京都駅から新幹線に乗った途端、師匠から電話が入り出られずメールをさせていただき失礼を詫び後にお電話を入れさせていただきました。話が終わり「あぁ、師匠のお言葉、教えをいただいたからこそ、今日やるべき事、学ぶべき事柄ができた」のだと、しみじみ感謝しながら電車に乗っていました。
「足跡をたどる」という言葉、教えがあります。まさしく師の足跡が無かったら今の私は何をしていたことでしょう。それを思いますと、ゾッとします。何か一人で一人前になったように勘違いしておりますが、足跡、教え、指示、命令があったればこそだと、今頃になってわかったようです。
私たちは「親の養育を受けて、子弟を養育できます。師の教えを受けて、子弟に教えることができます。また人のお世話を受けて、人のお世話もさせていただけます。」このようであると思いませんか皆さん、これが「人の道」ではないでしょうか。漸くわかったようです。みなみな教えられ導かれたのです。
ところが世の中には自分の力で大きくなったように思う人も多いようです。そのような人を見ておりますと、「お返しする、お陰様という気持ちが無い」ように感じています。少しの成功で困る事態となるように感じています。
先人がおられたからこそ私たちが学ぶ事も、為すことも、何をすれば良いのかも知ることできたのです。このように感謝することが大事ではないでしょうか、師のお声を聞き、新幹線の中で、今日、講演をいただくことが出来た感謝を思っていました。
今日も為すことがあるのは多くの先人の足跡のお陰です。私も後世の足跡となることが出来るように黙々と精進しなければと思い直しています。
今日は強い寒気のようです。感謝の思いを厚くして過ごしましょう。足跡をたどれば楽しく一日を過ごせます。良い日でありますように。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
 私たちは東日本大震災の復興、豪雨災害の復興を祈り応援します。