良い循環

おはようございます。

愛宕寺「月例・幸福開運護摩祈願祭」おまいりありがとうございます。又お手伝いご奉仕感謝いたします。来月は「納めの地蔵・納め権現」、12月22日〜24までの三日間「断食・断水」により「八千枚護摩供」を五座修行します。一年納めの護摩供です。ご家族、大切な皆様とご一緒におまいりください。
ますます寒さに向かいますお体大切に、来月お会いできますことを楽しみにしております。
昨日はお護摩を終え皆さんが後片付けやお掃除をしていただいている中すぐに比叡山に用事ができ急遽帰りました、今朝は心華寺で書き込みです。師匠のお供をさせていただきました。肉体的には下関、比叡山の往復はきついですが、気持ちは爽快です、師匠のお供ですから。
私たちはややもしますと、対人関係で好かれたい、大切にされたいという自分の偏った強い意識で、対人関係を自ら壊してしまっているのではないかと思われる方を見受けます。「君子の交わりは淡き水の如し」という言葉もあります。なかなか難しいことですが、知っておいて悪くない教え、考え方です。
対人関係で悩む原因を考えますと、「愛されたい」「自分を愛したい」「人を愛したい」これらのどれかに偏っているので、問題が生じるのではないでしょうか。
人が幸せを感じる状態は、この3つの愛が「循環」している状態ではないでしょうか。つまり、「愛を素直に受け取ることができて、その愛を自分の中で増幅し、その愛を人に与えることができる」ということではないでしょうか。
これらは私だけではなく、誰しもが持っている思いです。ですから私は慈悲という仏教で説く教えがこの偏った愛を少なくさせる考え行動指針ではないかと考え実践しています。「慈」はサンスクリット語のマイトリーmaitr(友情)にあたり、深い慈しみの心をさし、「悲」はカルナーkarun(同情)にあたり、深い憐(あわれ)みの心をさします。
自己愛は誰しももっている感情です。それを理解すれば自ずと対人関係をどのように保てば継続し、良い展開となるかがみえてくるのではないでしょうか。
身近な人と共に明日の幸せを考えることが一番の活力の源、脳の活性化ともなります。そして幸せになるのです。明晩は「にんげん学」小倉講座「老子を読む」、自然の道を説いた老子大慈大悲の世界をご一緒に読みましょう。強い雨が降っていますが今日も慈悲深い一日をお送りください。きっと爽やかな一日となります。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
 私たちは東日本大震災の復興、豪雨災害の復興を祈り応援します。
師匠のご自坊の近く滋賀院門跡がライトアップされていました。