作務

おはようございます。

今朝も冷たい雨が降っています。北国は雪でしょうか、風邪など引きませんようにお気をつけください。私たちの日常は作務(さむ)が主体です。今朝のような寒い日も、暑い日も毎日、若い人達は大変です。
作務は普通に言えば「掃除」のことを指します。この作務が最も大切だと教えられました。教えられた当初は意を介しませんでしたが、今ではやはり大切さがわかります。作務に限らず繰り返しは主体性を持ち、意識を持ってやらなければ惰性に陥るからです。
人間惰性になることほど問題意識を自分でなくする行為はありません。問題意識をなくしますと、発想力、気概に蓋をしてしまいます。これがよろしくない。
主体性、意識を持って掃除や労務を勤めますと、次は明日はどうしようと、どうすればきれいに、良くなるだろうという意識が高まるのです。仕事が無かったとしても作務は毎日必ずあります。日々の繰り返しが気力を養い、気概を旺盛にします、この仕事以前の気力が人間生の土台となるのです。先日も書いていますが「良い習慣は才能を超える」のです。
日々の作務は「務めを作る」ことです。その意識が強くあれば、実際の仕事の発想に通じていくのです。至誠天に通ずるのです。作務を習慣にして少しずつ掃除の場や、労務の範囲を拡げていくようになりますと、その意識が次の新たな「仕事の段取り発想につながっていく」のがすごいのです。
人生の喜びは何といっても「働くことがある。務めることがある」ことです。ここでいいます、働くこと、務めることというのは、先ず身の回りの世界のことを嬉々としてやることです。自身のやっていることに喜びを感じられないことほど不幸なことはありません。そのような意識、感情では、いざ仕事となった時、喜びを以て受け入れることなどできません。
昨日は信者のKさんが「大根焚き」のために丹誠を込めて作って下された「丸大根・聖護院大根」を収穫してくださいました、まったくのご奉仕です。今日は雨が降るかも知れないということで、Kさんの心配が見事に当たりました。
Kさんは皆さんの心身の健康のお手伝い、お役に立つことができればという、「働らくこと、務めることを、自らの喜びとされています」布施歓喜(ふせかんき)の実践です、頭が下がります。
Kさんそしてお手伝いいただきましたTさんありがとうございます。7日当日は皆様がきっとお喜びになることでしょう。行者・誠澄も「断食・断水・不眠・不臥」も四日目、精神が一段と澄明になって来るとき、魂を込め大根を祈願する事でしょう。皆さんも今日一日、作務の精神でお仕事を進めて過ごしてみてください。きっと新しい喜びの発見があります。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
 私たちは東日本大震災の復興、豪雨災害の復興を祈り応援します。
丹誠を込められた大根畑です。

Kさんありがとうございます。

Tさんありがとうございます。