心ほのぼの

おはようございます。

「にんげん学」京都講座「老子を読む」最終講座お寒い中ありがとうございます。老子は感性、感情を豊に導いてくださいます。最初はピントこないのですが、読む度に何かしら漠然としながらも心がほのぼのとしてくるのです。
自然を眺め触れ、その場にたたずめば、その美しさ温かさにほっとするような、安心する気持ちと同じかもしれません。しかしその柔弱性からは現実から一歩も引かない老子のしたたかさも読み取れます。「そんな杓子定規でどうするの、人間がせこく、小さくなるぞ?、受け売りの知識から解放されろ」と言われているようです。
「穏やかでありながら、したたか」ともいえます。昨日の老子56章、先週の大阪講座後にも書きましが、まったく恥ずかしくなります。老子は「多弁は争いのもと」「知者は言わず、言う者は知らず」と。孔子も同様「言(げん)は訥(とつ)にして行いは敏」と。
老子は「玄徳(げんとく)」が大事だ、気づけといいます。私たちには元々徳が授かっているのだから「徳のある人はわざわざ自分から、徳があるよ」なんて言わないのだと老子はいいます。そんな素振りもみせないし、そんなのはいやらしい、「隠すものだ」ともいうのです。隠しても元々ある徳だから自然と見えるというのです。人間性は隠しようがないのです。だから素直にならなければいけない、身の丈を知りなさいといいます。
この一言を教えて貰っただけでも競争せず、自分を高められますので安心します。そう、普通に無心に暮らせばいいのです。口が先になるから余計な期待を人様に持たせ、期待はずれになるのです。
老子は「そもそも徳なんてものは、備わっていて当たり前、徳がないから徳があるように見せなきゃならないんだ」、だから「自分が思うようにならず、言ったようにもならず、思いと現実が大きくズレていってしまうのだぞ」、と諭すのです。正しく正しく、この通りだと、納得してしまいます、何で今まで挫折をしてきたのか、否、挫折したのではなく、できなかったのか、それはできているつもりで話ししゃべっていたのが原因なのだと気づかされました。
「本当に物事を知っている人はしゃべらない、よくしゃべる人は何も知らない」身に堪える言葉です。
こんな風に見ていきますと、人物鑑定眼の幅が広がるように感じます。自分の在り方も変わります。そうですよね、私たちは往々にして言葉に惑わされ、言葉に翻弄されれしまうことがよくあります。
言葉でコミュニケーションをとる私たち、言葉には十分に気をつけなければいけません。真理は言葉では表せない感覚的なものでもあります。感じ取るものでもあります。逆に言いますと、言葉で簡単に表現できるものは真理ではないのかもしれません。だからこそ教えに真摯になり行動に重きを置いて日々淡々と情熱を持って精進すべきなのでしょう。
老子の「不言の教え」、現代の私たちは大事にしなければなりません、「見えない・聞こえない・つかめないもの・理屈抜きで感じ取るもの」に人生の素晴らしさ、面白さがあるのかもしれません。それを感じとることができると、ゆったりとしながらも現実をしたたかに歩めるのかもしれません?。
一年ご一緒に学んでいただきありがとうございます。新年初講座は1月11日(日)午後1時半受付、2時開講です。会場は心華寺。「新春・特別講座」として京都・大阪そして全国の方々とご一緒に学びのスタートを切りたいと考えています。講座修了後場所を変え宇治川河畔「花やしき・浮き船園」での「新年懇親会」があります。
今朝は誠澄が「お礼まいりの懺悔練行」33キロを歩いています。お礼まいりは行よりもある意味大切なことです。結果は別にしてお礼まいりをしてこそ満行だからです。願をかけましたら、結果がどうであれ、願掛けが終わったらなるべく早くお礼まいりをすることが肝要です。
結果が思わしくなかったからとお礼まいりを為されない方がよくあります。それで一層運を悪くしますので要注意です。お礼まいりをしたあとで良いご利益をいただいたという話しが多いのです。人生謙虚さですね。
今日は意識して言葉を慎み行動で現すようにしてみましょう。良い一日でありますようお祈り致します。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
 私たちは東日本大震災の復興、豪雨災害の復興を祈り応援します。
昨夜の「洋食・ぼんじゅーる」さんのごちそうです。マスター一年美味しいお料理ありがとうございます。お大事に良い年をお迎えください。来年もお世話になります。
一品目「カキのポン酢和え」。

二品目「和牛のミートボール、カレーソース」。

三品目「カキのクリーム煮」。

四品目「サーロインステーキ、シャリアピレソース」。

今朝の東の空です。朝寝坊したお陰でしょうか?。

西の空を見ますとお月様が。

信者さんが7日の写真を持って来てくださいました。誠澄に仏が降りています。