拮抗

おはようございます。

衆議院議員選挙投票に行かれたことでしょう。私はいつも与野党が拮抗するようにと願い投票します。物事を正しく真っ直ぐに進めようとすれば正しい負荷がなければ車でもなんでも真っ直ぐに進めず、暴走してしまうからです。
エンジンが大きく馬力があればあるほど、それに見合った負荷がなければ空中分解してしまいかねません。政治が独裁に陥ったときの恐ろしさは歴史が物語っています。慢心しない人間はいないのです。集団となった時なおさらその傾向を増すのです。
烏合の衆とは何も大衆ばかりをいうのではなく、ある特定の人間に権力が集中したときに於いても、その集団は烏合の衆と化すのです。権力とは「力を権(はか)る」ことであり、人事権を掌握したとき、人間性が確かでなければ、その力を我欲に使い、又下にいるものは、その力を利用する、諂う人間も出てくるのです。
そのような我欲に犯されないように「心学」が重要なのです。心学を人間性を豊にするためのベースにすれば社会は個々人の個性に目覚め、分相応の自分に目覚め、互いが互いを真に必要だと感じ合い、助け合い、導き合い、互いを目標とできる切磋琢磨するイキイキとした明るい社会を形成していくのです。
「天下統治が悪いのではなく、天下を自分のものと考えることが悪い」と老子が教えています。数を多くすればこのように「思うままにできる」と錯覚を起こしてしまいがちとなる危険性を大きくするからです。素晴らしい能力を持った政治家が、愚昧な政治家に成り下がったという過去の歴史に多く出たという危険性もあるのです。「心学」を修め素晴らしい才能のある人を社会に送り出しましょう。
どなたでも衆人の目がなければ行儀が悪くなるのが人間の情、何でも言えるような環境ができれば独裁者になってしまうのが人間の弱さでもあるのです。パワハラはどのような世界にでも存在していることを見れば自ずと理解できるのではないでしょうか。やはり「修己治人(しゅうこちじん。己を修めてこそ人が治められる)」を自覚する人を多くしたいものです。
今年も半月を残すだけとなりました。月曜日を爽やかにスタートして過ごしましょう。素晴らしい一日でありますように。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
 私たちは東日本大震災の復興、豪雨災害の復興を祈り応援します。