自覚

おはようございます。

今朝も冷たい風が吹いています。人生は順風ばかりではありません、むしろ逆風の方が多いかもしれません。逆風が人を育てます。
衆議院選挙は自民党の圧勝で終わりました。野党がなぜ勝てなかったのでしょうか。私見ですが、ひと言で言えば「弱さを自覚できなかった」のではないでしょうか。
私は弱い少年時代を過ごしましたので、弱者の心理を少しは理解できるつもりです。「弱者は弱いことを認めたくないから一層孤立する」のです。弱いことを認めて「団結できない」「協力できない」のです。弱い他の弱小集団、政党にまで強がるのです。だから更にバラバラになり弱くなるのです。良いことは言うのだけれども「力を結集できない」。要するに「政策を持たない。目標を達成する確かな意志がない。方法が確かでない」といってもいいでしょう。
老子は「水の柔弱さに学べ」と教えます。「集まれば強いのが水の柔弱さ」です。一人では何もできないのが人生、しかし一人の目ざめが大を成す事も事実。政治は数が力であることは疑いを入れません。政治家の皆さんが少しでも「心学」を修め、国民のためになる「老子のしたたかさ」を学べば、与野党が拮抗し良い緊張感が出て更に世の中が良くなっていくのです。
このことは会社、会社の中で迷っている人にも言えることです。知識学問を活かすとは、己が学問知識を「投影・投射」しなければいけません。ということは「あなた自身を活かしてもらわなければいけない」のです。そのために何をすべきなのでしょう。答えは簡単です。目の前の人の「役に立つ」ことです。それが水の柔弱です。私は「何々を知っているから使って」という「上から目線でなく」、そのような小さな我見に執われず、「目の前の人のために力を尽くすこと」です。
「上善如水」、善の最も善たるものは水のように柔弱で、触れたもの、流れている所をすべてを潤す、窪みがあれば嘆かず悔やまず愚痴らずいっぱいになってから流れるしぶとさ、このように本分を忘れず、すべてを潤すという意味です。
このように在ればあなたを周囲が放ってはおかないのです。現実を肯定してこそ理想論にパワーが出てくるのです。現実を肯定もせずに理想を言ったとしても誰の心にも響かないのです。
日常の中で堂々と周りの人のために力を尽くし、力を発揮しましょう。今日はそんな一日としてください。言葉より、行動しましょう。行動のない言葉は虚しいだけです。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
 私たちは東日本大震災の復興、豪雨災害の復興を祈り応援します。