潔く

おはようございます。

昨日は台風並みの北風、雪国の皆さんは大変でしょう気をつけてお過ごし下さい。そして全国の皆さん体調管理をしっかりとしましょう。
宇治も今朝はチラチラと小雪とは言い難いですが舞っています、外気温はマイナス一度、冷たい日が続きます。私は冬枯れの木々を見るのは好きです。冬来たりなば春遠からじ、この時にこそ希望を膨らませることができる、未来を夢見ることができるからです。今年は今年として又来年はと一から出直しができる、次こそはという熱い思いが湧きます。
ナイナイづくしから出発した私。自分に言いきかせて歩んできた心構えの一つに呂新吾の呻吟語の言葉があります。「悪いことをしてしまい、それを人に知られることを恐れる。善いことを行ったのに、それを人にわかってもらえないことに不満を抱く。
これは心のもちようの問題だが、これでは人徳を備えることはできない。」。
呂新吾は「失敗や悪事がばれるのを恐れ、親切な行為を誉めてもらいたいと心の中で期待する。多くの人はこうするものだが、失敗したら迅速にしかるべき人に報告して善処を求め、親切な行為に見返りを求めない。人格者とはこうあるべきだ。」というのです。
人格者になろうというのではありませんが、潔い人間でありたいとは思っています。能力の高低、知識の有無は当然のこととしてありますから、このようなことで人と争うのは愚かです。ただ人として守らなければならない道徳心といいますか、慈悲道、仁道に叶った生き方をしたいと思うのです。
才能や能力を磨くことは大事ですが、それが他人と優劣を争うようになっては、学ぶことの本来の目的を失ってしまいます。自己を研鑽することで人を思い、貢献するという心を確かにすることが大事だと考えるからです。
他者に勝つためではなく、周囲の人や世の中のお役に少しでも立つような祈りであり、学びでありたい。今日も良い学びをしましょう。寒いからこそ心を熱く。護摩の炎は冷たい日であればあるほど美しいのです。逆風に向かって信念を信じて歩む人の姿は美しい。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
 私たちは東日本大震災の復興、豪雨災害の復興を祈り応援します。
部屋から見える冬空と桜の木です。春になるときれいな花が咲きます。目をつむりますと今でも満開。自分の人生をイメ−ジしています。