バトンタッチ

おはようごいざいます。

先日、正月早々に妹弟子が亡くなりました。週末で書き出しからこのような話で申し訳ありません。生者必滅(しょうじゃひつめつ)・会者定離(えしゃじょうり)(生ある者は必ず滅し、会えば別れは定まっている)はわかっていましても、普段の別れでも寂しく感じます、年の違わない妹弟子との永の別れはやはりより以上に堪えます。
生成を繰り返すからこそ素晴らしい社会となることも理解できます。しかし我が事となりますとなかなかにそれが受け入れられない、認めがたいというのが人情であることを改めて感じています。
人間悲喜交々(ひきこもごも)、喜怒哀楽、身近な世界で体験した事柄、真実で「情・我に気づくようです」今更何を言っているのだと言われそうです。それくらい愚鈍であるのが私です。このような思いが別れの後に頭の中をめぐっています。
もう少し愛情深く、親切に接することができなかったのだろうか、悔やんでいるのではなく、永遠にこれから会うことの叶わない現実に今更ながら思うのです。
妹弟子の死を目の当たりにして「愛情の確かな行動の大切さを説かなければ」と自らの半生を通して思う所です。社会が確かに良くなっていく為にも「愛情のバトンタッチ」が大切なことを知らされました。そのためにもこれから先更に私が行動すべき事は、一人でも多くの人が「心学」に親しむことができるようにすることではないかと、私自身の「因循姑息にケリをつける」ことだと更に強く思っています。
明日は「にんげん学」合同講座、一年一度の心華寺での開催、どうぞふるってご出席ください。「豊かな人類の進化の秘密は愛情のバトンタッチ」です。「新春特別講座」と称し普段の資料ではなく、干支にちなんだ話を致します。
美、義、群、善、犠、議、儀と羊の入っている言葉を通してお話しします。羊の入っている漢字は一様に深い愛情から作られたのです。明日はそんな話が主体の講座です。午後1時半受付、2時開講です。
宗教がらみの問題が契機で「にんげん学」を始めました、世界各地で宗教の名を騙り殺し合いを耳にしますと、そんなものは宗教とは言わないよと静かながらそして大きな声で叫びたくなります。
祈り、学びはどんな困難に遭ったとしても未来への希望を見失うことなく、人の所為(せい)にもしないのです。大いなる自覚、命を立てる、社会貢献する己を確立することです。自覚のために立ち上がってご一緒に学んでください。
人材がいない、選挙に行っても変わらない、行く気がしないとうそぶき、それが自己責任から逃れていることを自覚してもらうためにも、逃避している人間が多くなればなるほど危険な社会を作っていることを自覚してもらうためにも、会場でお待ちしております。私たちから「愛情のバトンを送り、継承者を増やしましょう」。講座修了後は楽しい懇親会(本音は皆さんとの懇親会にありますお察しください)。
そして明日は第二日曜日ですので心華寺「初・水子供養祭」です。午前10時からのお勤めです。「あなたしか知らない存在」どうぞ新年最初にお話におまいりください。あなたの愛情を「水子様は待っています」。
今日も楽しい豊かな一日でありますようお祈りいたします。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
先日下関に行く新幹線の車中から撮りました。下関ではワイファイなので写真の掲載がなかなかできにくいので今日になりました。