今年も楽しく

おはようございます。

「にんげん学」合同講座ご出席の皆さんありがとうございます。嬉しいですね初講座に沢山の方にご出席いただき感謝致します。懇親会にも多勢ご参加いただきありがとうございます。お陰様で美味しい般若湯をいただきました。今年も楽しく学んでまいりましょう。
今日は成人式、成人なされました全国の皆さんおめでとうございます。大人として立派な人間となることを目指してください。立派な人間とは先ず身近な人に迷惑をかけず、身近な人のお役に立つことであって欲しいと願っています。
また心華寺「初・水子供養祭」におまいりいただきました皆様ありがとうございます。本年もどうぞお会いにお出かけ下さい。毎月一度きっとお子様はお待ちです。
11日は鏡開きでした。遠方からお鏡餅をお供えいただきました皆様、お下がりをおまいりに来られました皆様にお下がりとしてお持ちいただき、皆様方の徳をおわけ致します。お供えありがとうございます。
新成人の皆様、どのような人間となりたいのかの「人物像を描く」ことが大事です。やはり目標とする人が在ってこその人間性の確立ができます。また人としてどのような人間的美意識、誇り、プライドを持つかも大切なことです。「弱きを助けて強きを挫く」、という美意識は大人、リーダーとして重要な意識だと私は思っています。
つまり、憐憫(れんびん)や惻隠(そくいん)の情を示す「仁の心」「義の心」です。美しい我に生きる意識。弱者、劣者、敗者に対する慈悲と憐憫の情と仁愛は、古来より美徳として賞賛され、日本人の意識として大切にされてきました。もちろん今日でも「仁」ある大人、リーダーは高い尊敬を受けます。その凛(りん)とした誇りある振る舞いが品格を高め、徳を醸(かも)しだし、そこに美しい「礼」が生まれるのです。礼は恥を知ることから生まれます。立派で徳のある人を見れば「恥じる心が湧き、尊敬心に変わるのが恥じる心」です。そんな人間になって下さい。尊敬心もなく、礼儀もなければ誰も導いてはくださらず、教えてもくれません。立派で徳のある人の言葉を大切にできるようでなければ、物言わぬ書物の中から学ぼうなどという感動の心すら湧いてこないかもしれません。大人として気をつけたい心です。
戦国時代の武将、東北の勇、独眼竜・伊達政宗の「五常訓」の中に、
「仁に過ぐれば弱くなる。義に過ぐれば固くなる。
礼に過ぐれば諂(へつら)いになる。智に過ぐれば嘘をつく。
信に過ぐれば損をする」。と述べています。
戦国時代乱世を生きのび、駆け抜けた大大名の見事なバランス感覚、生き様でしょう。何れにしても偏ってはいけない大切な日常の教訓です。過ぎたるは及ばざるがごとしです。
孔子論語、陽貨(ようか)第17、8条で「六言(りくげん)、六蔽(りくへい)」を教えています。「仁・知・信・直・勇・剛」の六つの素晴らしい徳目でも学んで自身を戒めることがなければ弊害がでるぞと教えるのです。きっと正宗も論語を読んでいたのでしょう。
また遺訓に「この世に客で来たと思えば、何の苦もなし、朝夕の食事は旨からずとも誉めて食うべし。元来、客の身なれば好き嫌いは申されまい。」。
なかなかのものだと思いませんか、さすが今でも人気者の独眼竜です。清々しい遺訓です。好感を覚えずにはおられません。
また大人の行動には「誠」の心が必要です「至誠と実行」です。いかなる人間関係も誠意のない「礼」であれば、それは「虚礼」となります。そして人として守らなければならないのが「名誉」です。
私たちは長い長い時代を経て今日性命をいただき成人できたのです。一人でありながら一人で非ず、厖大な数のご先祖、同志、仲間の上に今日まであったのは事実です。そこに思いをはせれば名誉を傷つけてはならず、古来からの教え「仁愛の精神を守ることが私たち大人の使命」であることを忘れてはなりません。
財物以上の遺産は古来から大切にされている人間性を豊にする徳目の実践であります。この徳目を実践してきたが故に今日の繁栄があったのです。この徳目を大切にすることであれば永遠に繁栄があり生きがいのある人生と化すことは疑いを入れません、成人の皆さん是非日本人の誇りを高く持ち、助け合う社会の実現を図ってください。美しい我でありますことを祈り、新成人の皆様への餞(はなむけ)の言葉としてお送りします。一日一日を大切に誠実に歩んで下さい。今日も素晴らしいことがありますよう。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
昨日の「にんげん学」合同初講座でのお茶菓子です。伊丹・寶樹庵さん特製、愛媛一生園さんのミカンを活かした「ミカン大福と季節の生菓子」です。

初講座です。


神戸講座でお世話下さいますOさんが1,200のバイクで出席、凄いですね、思わずパチリ。

懇親会の最後に皆さんが輪になり手をつないで「花」を歌いました。