無理をしない

おはようございます。

2月第二週、いつも書きますがスタートはじっくり。今週は間で休日が入りますので間が抜けないように間延びしないようにしましょう。だからといって決して急がない慌てないことです。
仕事が計画通りに運んで行かない理由の一つは、背伸びをする、見栄を張る、自身の実力を把握していないことが考えられます。巧言令色、言葉だけが巧みで、実力を養っていない。人間はえてして自分を大きく見せたい、高言を吐き、良く見せることに腐心して、失敗するのです。
明日は「にんげん学」大阪講座「老子を読む」です。老子24章では「跂(つまだ)つ者は立たず、跨(また)ぐ者は行かず」と教えます。意は「自分を大きく見せようと、背伸びするように爪先立つ。そんな姿勢が長続きしますか?すぐにバランスが崩れて、立っていられなくなるぞ。
また、少しでも速く、遠くまで行こうと、めいっぱい足を広げて大股で歩く。そんな歩き方がいつまでできますか?すぐに疲れて、休憩が必要になるぞ。」というのです。
無理をして一時的に自分を身の丈以上の人物に装うことはできるかもしれませんが、長続きしないのです。また続けてこうも言っています。
「自ら見(あら)はす者は明らかならず、自ら是(ぜ)とする者は彰(あきら)かならず。」。意は「能力をひけらかすような人は、かえってその才能が認められない。また、自分が正しいと主張する人は、疑われる。つまり、「自分が自分が」とアピールすればするほど、周囲は鼻白(はなじら)むものだ。」。
続いて「自ら伐(ほこ)る者は功無(こうな)く、自ら矜(ほこ)る者は長(ちよう)とせられず。」。意は「自分がやったと自慢する人は、何事も成功しない。自分の能力をひけらかす尊大な人は、トップになっても長続きしない。」。
実力を養うことの大事を思わず、こんなふうに身の丈を知らない人はどんどん悪循環に陥り、いくら頭の中で思いを巡らしたとしてもそれは妄想にすぎないのです。
実質的に歩み、無理をせずに歩むことで確かに実力を養い己を豊にして行きましょう。身の丈を知るということは消極的になるのではありません、積極的、アクティブに生きるからこそ実力を知り養えるのです。明日は「にんげん学」大阪講座「老子を読む」です。講座の前の「ぶら和尚」もご参加ください明日は「笑門来福」の実践です。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
不登校・ひきこもり自立支援・一時避難のオアシス「特定非営利活動(NPO)法人こころのはな」はいつでもお電話での相談を受付ております。0774-45-5561までどうぞ、お待ちしております。メール相談も承っています。e-mail shiba@kokorono-hana.com。HPもご覧下さい、ご両親のダイヤルを回す、キーを叩く少しの勇気がお子様の希望の火を灯します。