背中を押され

おはようございます。

「特定非営利活動(NPO)法人こころのはな」を2013年に立ち上げ、皆様方にご理解ご協力をいただいております。今後ともよろしくご支援下さいますよう。
何度か書いておりますが、私が小学生の頃引きこもり、不登校状態を経験していましたので、何とか苦しんでいる皆さんのお手伝い、サポートができないものかと考えた末のことです。
小学生の時の私は対人恐怖症、発達障害、総合失調症もしくはアスペルガーと今では診断されるかもしれません。同級生と一緒に何をやっても遅い、遅いのならまだしも、できない、今では義務教育に感謝しています。よくぞかりそめにも階段を昇らせてくれて卒業させてくれた、お陰で何食わぬ顔で一人前のような顔をして世間を歩いております。
世間様はありがたいものと新しい道に歩を進めたとき感謝しました。その前には何でこんな仕組みや決まりがあるんだと思う面白くない毎日、いじめられた毎日。
中学2年生の時「奇跡の人、ヘレン・ケラー物語」という映画を観て私は変わりました激変したのです。「三重苦(見えない、聞こえない、話せない)を背負った女の子を人として、一人間として信じる人がいる」ことの驚きです。
私は目も耳も口も正常でしたが、三重苦と同じだと映画を観て思いました。見ても聞いても理解できない、話しても通じない、これは私のことだと、ヘレン・ケラーが「アン・サリバン先生」に出会って世界のヘレン・ケラーになったのです。ヘレンの奇跡ではなく「私の奇跡」でした。
自主的に映画を観ようとしたわけではありません、その当時は自主性などとはほど遠い精神状態、自主性という言葉さえ知りませんでした。学校での映画鑑賞会で強制的に見させられたのです。強制されてもイヤと言えない私。それが結局は新しい自分との出会いだったのです。「ぽんと背中を押されることも良いのです」、人生は。私は人様の言葉を否定できる強さは持っていませんでした。
この映画を観てからは、格好つけるのを止めました。格好つけてもどうせ格好つけられないなあ〜と気づいたのです。何せ成績は「オール1」、格好つけてもどうしようもない、そして腕力はゼロ、どうしようもない、現実、事実を認めようと、それからは気楽でした。
比叡山に行っても、ただただ入っただけで、修行などというものはせず、「門前の小僧習わぬ経を読むを地でいきました」。「坊主は抹香臭い」といわれるように、いつしか周りの人の素晴らしい香りが身につくだろうといったお気楽さで11年お山にいたのです。いてもいなくても小僧ですから、問題にも相手にもされません、叱られたことはあっても褒められたことは一度もありませんでした。しかし不思議なものです。覚えようなどと思ったことなど有りませんでしたが、香りが身に沁むのと同じ、身に着いていました。不思議なものです。覚えたいと思っていたとき何一つ覚えたことがなかった私なのに・・・。
変な話しかも知れませんが、学校に行けない皆さん?行かない皆さん?、もっと弱くなってみませんか、ご両親や周りの人の言葉に従ってみてはいかがでしょう?。
小学、中学、高校に通いたくないと考えている皆さん、一度遊びにきませんか?何かこれからのヒントがわくかもしれません、お泊まりになってもいいです、「こころのはな」で「非日常体験」にチャレンジしてみてはいかがでしょうお待ちしています。
明日は「にんげん学」京都講座「老子を読む」、月一度です会場でお待ちしております。日曜日の今日をゆったりとお過ごし下さい、家族団らん笑顔の一日でありますよう。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
お寺にも聖・バレンタインさまからのお裾分け、お相伴させていただきました。「手作りのチョコと、ハート型の肉まん」、そして皆さんからのチョコありがとうございます。




コーヒーを入れたら、バラの絵模様になりました〜と信者さんが写メで送ってくださいました。

不登校・ひきこもり自立支援・一時避難のオアシス「特定非営利活動(NPO)法人こころのはな」はいつでもお電話での相談を受付ております。0774-45-5561までどうぞ、お待ちしております。メール相談も承っています。e-mail shiba@kokorono-hana.com。HPもご覧下さい、ご両親のダイヤルを回す、キーを叩く少しの勇気がお子様の希望の火を灯します。