結果を強引に出さない

おはようごいざいます。

「にんげん学」小倉講座ご出席の皆さんありがとうございます。老子30章いかがでしたか、いつものことですがやはり心にグサッときます。老子的考え方は大切にしなければいけません。兵法の書、「孫子」が老子を参考にして書いた理由がうなずけます。「闘わずして勝つ、上策の中の上策」であるという孫子の云いに納得です。
「にんげん学」講座、是非ブログをお読みになられています皆さんも一度ご出席ください、又違った世界観、価値観に気づかれることと思います。一回一回完結の講座です。資料も用意してありますのでどうぞお出かけください、事前にお電話いただければありがたいことです。
「結果は強引に出すな、自然に出せ」という30章、経営者の方も、お勤めの方も大変参考になる章でした。私たち現代人は否応なしに競争社会の中で常に結果を求められているという厳しい状況の中にあります。そんな皆さんが救われる考え方です。
「道を以て人主(今の時代では経営者)を佐(たす)くる者(社員)は、兵(社員)を以て天下に強くせず。其の事好(よ)く還(かえ)る。」。意は「結果を出すことばかりを追い求め、「人を押しのけてでも勝つ」とばかりに強引に物事を進めてはいけない。悪い報いが跳ね返ってくるだけだ。いい結果を出したいなら、自然の中で果物を大切に育てるように、自然の力を借り、周囲の人たちの面倒をよくみて、力を合わせて取り組みなさい。」。
現代の競争社会では結果ばかりが求められ、周りの人の事など斟酌をするなどという心の余裕も思いやりもなく、ただただ仕事を強引に進めがちとなるのではないでしょうか。自分さえよければいいと人を踏みつけにする場合も出るのではないでしょうか、これでは寂しい人生になってしまいます。
力で一時の勝利を得たとしても、安心感が得られるでしょうか?、次はどうなるだろう?、次は?という不安ばかりが増すのではないでしょうか。そのような心理状態では楽しいビジネス生活、温かい良い家庭も、友達も得られない、できないのではないでしょうか?
その結果が出社拒否、ノイローゼ等々が増えるのはこのあたりに原因があるのかもしれません。
会社は家族、かけがえのない仲間。お互いが必要な存在。次にこのように老子は教えています。「果にして矜(ほこ)る勿(な)かれ、果にして伐(ほこ)る勿かれ、果にして驕(おご)る勿かれ、果にして已(や)むを得ざれ、果にして強なる勿かれ。」。これは「良い結果を出した後のことを教えています」。
意は「良い結果が出たからといって、それを誇って尊大に構えるんっじゃないよ。自慢するんじゃないよ。傲慢になるんじゃないよ。ようやく結果を出せたんです。やむをえないことだったんですというくらい謙虚にならなければいけない。良い結果を笠に着ることだって、強引であることに変わりはないんだ。」。
自分が出した結果に対して謙虚であることの大切さを述べたのです。このような心境になるのは難しいかもしれませんが、いつもヒットを打てるとは人生限らないのです。驕れば驕るほど、弊害ばかりが続き、何のために結果を出したのかわからなくなってしまうぞ、と戒めているのです。「少しの手柄を自惚れるな」と言うことです。愚かな人間は自惚れるんですよね?悲しいかな。落ち込んでしまう原因を作っていることを知らずに?
会社の仕事に置き換えて考えますと、老子はこんなふうに言っているのかもしれません。「自分一人でウンウンがんばって、一方で周囲の人たちをないがしろにしながら、強引に仕事を進めてはロクな結果が出ないぞ、自然の力を借りて果物を育てるように、社内外のいろんな人たちと力を合わせて仕事に取り組みなさい。そして、いい結果が出せたらなら、「「自分ががんばったからだ」なんてアピールせずに、みんなで喜び合いなさい。」
皆さんはどんな社会、会社を作りを目指しますか、私は「お互いがお互いを育て合う。結果が出たらみんなで喜び合い分かち合う」社会、会社作りを目標としたいですね。そうすることで切磋琢磨しても競争せず、互いが高め合う仲間が増えることを信じます。
今夜は「にんげん学」神戸講座「論語を読む」です。神戸地区の皆さん楽しみに出かけます。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
小倉講座をお世話くださるMさんが花を添えて下されています。

昨夜の懇親会のごちそうです。「お多幸」さんごちそうさまでした。私にOさん手作りの「にぎらず」と美味しい「味噌汁」です。誕生もお祝いいただきました、Tさんもお誕生日でしたが、急なお仕事で出席ができなくなりましたので、Tさん私がいただきました。皆さんありがとうございます。







Nさんの奥様にチョコレートをいただきました、ありがとうございます。

神戸に移動中の新幹線の中から徳山港と明石大橋が少し。


不登校・ひきこもり自立支援・一時避難のオアシス「特定非営利活動(NPO)法人こころのはな」はいつでもお電話でのご相談を受付ております。0774-45-5561、お待ちしております。メール相談も承っています。e-mail shiba@kokorono-hana.com。ご両親のダイヤルを回す、キーを叩く少しの勇気がお子様の希望の火を灯します。HPもご覧になってください。
どのようなことでもお話しください、抱え込まずに相談する勇気がお子様の勇気となります。お待ちしております。
「こころのはな」は「自分が自分にチャレンジする空間」です。自分で一日のスケジュールを考え、やりたいことをやり、学びたいことを学び、聴きたいことを聞くという「自分チャレンジ」の空間です。自分で未来の扉を開く空間です。
「こころのはな」では「自習室」をお貸ししています。学校に行きにくいけど勉強がしたい、「誰かに教えて欲しい」と考えている小学生・中学生・高校生の皆さん、好きなとき好きな日に教室をお貸しします。かつて学校に行きにくいと考えていた経験を持っている先生がサポート、一緒に勉強してくれます。
※心華寺研修道場では大切な新入社員の皆様の研修を行っております。年間1万人の研修生を受け入れており、40年の実績のある研修道場です。社員の皆様を大切になさる企業様の研修道場です。お電話お待ちしております。0774-44-5380。会社の繁栄の基礎は「心」に有りです。