幸せ?不幸せ?

おはようごいざいます。

「にんげん学」大阪講座ご出席の皆さんありがとうございます。またお昼からの「ぶら和尚」にもご一緒いただきありがとうございます。「高野山の名宝」展、個々のお堂にお祭りされています名宝が一堂に会す、考えられない幸せです。先人の信仰の深さに感動して帰ってきました。今日から又新たな気持ちで祈りを捧げます。
昨日は老子58章「それって幸せ?それとも不幸?」という話。「災難をラッキーに変える思考法」。災いのすぐ近くには、幸福が潜んでいる。幸福のすぐ近くにも、災いが隠れているという話。このような話は聞いていても、実際不幸と感じたとき、そこから抜け出す方法、思考法を持たなければ自滅しかありません、そんなことにならないためにも身につけておきたい思考法です。
「幸せでも油断しない。不運でも嘆かない。たんたんと」ができれば一番なのですが、私たち凡人はなかなかにそうはいかないものです。そうはいかないといったとしても、いざ不運に見舞われたとき、ウロウロするだけや、自暴自棄になってしまうようではいけません。そうならないためにという教えを老子は言っています。
人生の中で、何で私がこんな苦しみを受けなければいけないの、と感じるときはあるものです。神も仏もいないのかと嘆いてしまうときも。しかし、老子はこんなどん底にあるときこそ、「人は、本当の意味で神の領域の近くにいるのだ」と教えます。
人はどん底に陥りますと潜在的な力が引き出されるのです。必死で悩んだときに思い描いたビジョンは、通常ではあり得ないほど未来に力を与えるのです。だから「どん底の時こそ、建設的なビジョンが意味を持つ」というのです。「一生を左右する青写真は、こうした時期に作られるものだ」とも教えています。
逆に言いますと、「どん底の時になげやりな思いを心に抱いたら、致命的な運気を作ってしまう」のだと。
外で放し飼いをしているニワトリが猫に追われ木の上までとんだという話をよく聞きます。時には人間も必死になる必要があるのです。納得のゆくレベルの苦悩であるならば、猫に追われた心境にはならないかもしれません。故に神様は「不合理という人間の目には悪魔に見える最適の方法で、それを与える」のだと受け止めよと老子は諭してくれました。「禍は福の倚(よ)る所。福は禍の伏(ふく)す所」。「幸せでも油断しない。不運でも嘆かない」ようにできる人間性を養いましょう。明晩は「にんげん」一宮講座、明後日は東京講座共に「論語を読む」です。会場でお目にかかりましょう。
今日も禍福の両極に心を惑わされずに為すべき事を確かにして、楽しい一にとしましょう。良い一日でありますように。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
昨日「ぶら和尚」で。大阪らしいといいますか、楽しい電車の絵です。


高野山の名宝」展の前にお昼ご飯、カレーをいただきました。私は「カキフライカレー」、お連れは「愛カレー」です。




名宝展へ。


名宝を堪能して、少し休憩、ティータイム。





勉強の前の「虫養い」、Kさん毎月皆さんにありがとうございます。ごちそうさまでした。

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