上の者が

おはようございます。

「にんげん学」一宮講座ご出席の皆さんありがとうございます。心学はやはり身を正す鏡です。多くの皆様に心の糧として折りに触れ読んでほしいものです。一宮の皆さん来月もお会いしましょう。
昨日ご一緒に読みました子張第19、19条は政治家、警察の皆さんに心して読んでいただきたいと願います。「猛氏(もうし)、陽膚(ようふ)をして士師為(しした)らしむ。曾子(そうし)に問う。曾子曰く、上其(かみそ)の道を失いて、民散(たみさん)ずること久し。如(も)し其の情を得ば、則ち哀矜(あいきよう)して喜ぶ勿(な)かれ。」。
意は「魯の大夫の猛孫子が、曾子の門人の陽膚を自分の臣として獄官(ごくかん)の長(今でいえば、最高裁判長、最高検察長長官、警察庁長官)である士師の職に任じた。その時、陽膚が師の曾子に士師の立場としての今後の心がけを質問しました。
これに対して曾子は、人の上におる者が、その為政者たるの正しい道を失ったため、今日は人民が離散したり、罪を犯したりすることすでに久しいものがある。今日、民が罪を犯すに至った責任の大半は、上に在る者に在ると言って良い。従ってもし、今後、士師となって罪人を取り調べる場合、その犯罪の事実をつかんだならば、むしろその罪人にあわれみの情を注ぐがよい。罪状を摘発し得たという功名の念にかられて喜ぶことがあってはならない、と教えた。」。
犯罪が多くなるのは上に立つ者の政治が悪いからだと曾子はいうのです。政治家のお金に関する諸問題、警察の取り調べ、学校の問題、イジメ、すべてが為政者の政治のあり方が出ていることを痛切に反省しなければいけません。なぜ犯罪が起きるのかを上に立つ者が真剣に考え責任を感じ反省すべきです。
この反省もなく、対策を講じたとしても何ら功を奏さないのです。また上に立つ者が己を正すことに意識をして行動すれば自然と犯罪は少なくなるのです。
なぜルールや規則、法律が大事なのかを一度考えてみましょう。このことは家、会社、地域に関わらず大切なことです。規律を確かにすればこそ、モラルも高まるのです。素晴らしい一日でありますよう。
今朝は一宮から心華寺に帰りました、今日から一泊二日で研修があるためです。午前中にお話をさせていただき、お昼から東京へ発ちます。東京地区の皆さん「にんげん学」東京講座でお会いしましょう楽しみにまいります。 

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
我が家で咲いたハイビスカス、ピンクがきれいでしたので。

御嶽山です、まだ噴煙が上がっています。遠望し犠牲になられました皆様のご冥福をお祈りしました。


今日の富士のお山は頂上が雲に隠れていました、やはり高い、そして高くても隠されるときあるんですね。









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