おはようごいざいます。

「にんげん学」神戸講座ご出席の皆さんありがとうございます。来月は21日(火)です、来月まで自他を確かにする礼、調和を大切に図る楽を意識して過ごしてみてください。
先月に学んだ条ですが、お彼岸でもありますのでご紹介します。礼の在り方、行動を教えた条です。
論語、八佾(はちいつ)第3、4条「林放(りんぽう)、礼の本を問う。子曰く、大(おお)いなるかな問いや。礼は其(そ)の奢(おご)らん与(よ)りは寧(むし)ろ倹(けん)せよ。喪(そう)は其の易(おさ)めん与(よ)りは寧(むし)ろ戚(いた)め。」
意は「林放という人が、礼の根本について質問した。(前の数章にも見えますが、当時魯国(ろこく)の僭越(せんえつ)なる家臣たちは(自分の地位や立場を越えて出過ぎたことをすること。権限などを越えて,差し出がましいことをする・こと(さま))、多く本(もと)を忘れて礼楽(れいがく)の末節(まつせつ)に走っていたのに、今、林放の礼の根本に関する質問を受けて、孔子は大変喜びました。)。
これに対して孔子の答えは、これは大きな質問である。礼は、分を越(こ)えて派手に、はなやかにするよりは、どちらかといえば、控(ひか)えめにつつましくする方がよい。又、喪礼(そうれい)は、手順などが行き届いて立派におこなわれるというよりは、むしろ心からの哀悼(あいとう)の情を以てこれに臨(のぞ)むがよい、と答えた。」。
要するにこれは、礼の根本が、外形ばかり作ることより、むしろ心の持ち方大切であることを教えたのです。その場合、林放の質問はやや大きく抽象的(ちゆうしようてき)でありましたが、これに対する孔子の答えは親切であくまでも具体的に心の在り方を教えてくれたのです。
すなわち、孔子の言葉の、礼は其(そ)の奢(おご)らん与(よ)りはの「礼」は、後に出る喪(も)が葬式・服装などの凶礼(きようれい)をいうに対して、祭祀(さいし)とか冠婚(かんこん)の儀式など凶礼以外の礼を指して教えました。
礼儀も不幸なときとお祝い事の礼があります。これはどなたでも知っていることでしょう。
奢(おご)るは、派手に贅沢(ぜいたく)にすること。倹(けん)は、控(ひか)えめに質素(しつそ)にすること。易(おさ)めるは、手順などが行き届いて、立派に行われることを言っています。
葬儀の時、哀しむよりも先に見栄を張ってしまうようではいけない、質素に哀悼の意を大切にすることだと、諭し教えたのです。逆に何もしてあげられないというのも、どうかと思われますが、一番の情は哀しむことですよということです。
別れの時が一番大切な礼だと教えるのです。礼を大切にすることができるにはやはり、日常の先祖供養、親孝行です。
またお祝い事はどなたでも晴れ晴れとした気持ちとなり、自然と分不相応に華美になりがちとなることを戒めました。めでたい、めでたいと言って、分不相応なことをしてしまい、後々自分で自分の首を絞めるようなことは厳に戒めなさいと教え、同時に子どもたちにもそのような姿を見せるべきではないと教えるのです。
滅多にないお祝いの礼、葬礼の機会を通して確かな礼を行動することを教えたのです。考えるべきでしょう。
明日はお彼岸のお中日、心華寺「彼岸会法要」です。午前10時からですおまいりください。今日もご先祖様にしっかりと手を合わせてからお仕事におでかけください。素晴らしい一日となりますように。
また明日から一泊二日で心華寺では「M&Uスクール」が開講されます。ご参加の皆さんお気をつけてお出かけください。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
ホテルの部屋の窓からの写真をもう2枚。


「にんげん学」講座で皆さんに出させていただくお茶セットです。

懇親会は「しゃぶしゃぶ」でした、皆さん遅くまでありがとうございます。


今朝、新神戸駅で久しぶりに500系新幹線を見ましたので。


京都駅でJR奈良線のホーム、パンタグラフと駅ビルのコントラストが面白いと感じ。

不登校・ひきこもり自立支援・一時避難のオアシス「特定非営利活動(NPO)法人こころのはな」はいつでもお電話でのご相談を受付ております。0774-45-5561(斯波まで)、お待ちしております。メール相談も承っています。e-mail shiba@kokorono-hana.com。ご両親のダイヤルを回す、キーを叩く少しの勇気がお子様の希望の火を灯します。HPもご覧になってください。相談することで気持ちが楽になります、楽になりますと心に余裕が出てきます。そこから又光が見えてきます。
どのようなことでもお話しください、抱え込まずに相談する勇気がお子様の勇気となります。お待ちしております。