順境・逆境

おはようございます。

一昨日が雨だったせいか昨日はまぶしいくらいのお天気。やはり陰陽の繰り返しです、今日は又雨が降るそうですので比較的温かな朝です。問題やピンチはチャンスの前触れ、良いことが起きたときは気をつける、このような意識でありたいものです。
快晴の中250名の若い皆さんが元気に入山。心華寺の春の風物。まさに桜の花は満開、研修生の皆さん心中はいかばかりでしょう。桜を楽しむ余裕はないかもしれませんが、人生の花が満開に咲く兆しがいっぱいです。
昨日の朝刊は入社式での各会社のトップの訓示が載っていました。一様に「チャレンジ精神や環境変化への対応力」「この人となら一緒に仕事をしたいという人間性を養う」というものが多かったようです。これは新人の方に限らず誰にでも大切なことです。
菜根譚(さいこんたん)前集99項に「順境では注意深く、逆境では悩まない」ということが書かれています。何度も読み、まったくこの通りとは思っても自家薬籠(じかやくろう)とはいかず(自分の薬箱の中にある薬のように、自分の思うままに使える物)、なかなかに難しいことです。だからこそ日々習慣づけて実践から学ぶことが大事だと胆に銘じています。
菜根譚は教えます「逆境にあるときは、すべてのことが良薬となる。
志や行いが知らず知らずのうちに磨かれていくからだ。
順境にあるときは、武器をもった兵に取り囲まれたようなものである。
知らずうちにその身は殺(そ)ぎ落とされていく。」
易経(えききょう)にも「君子は、栄えるものもいつかは亡びることを忘れず、平和な日々でも戦乱の世を忘れないものだ。その心構えをもてば、心は安らかになり、国家も安泰を保てるであろう」。
逆境は辛く苦しいものです。思わず逃げたくなるのが人情。しかし冷静に自己分析できる者なら、「逆境から自分の弱点を知り、弱点を強化することで自己鍛錬に結びつけられます。」。
一方、「順風満帆の日々を過ごしていると、その居心地のよさに満足し、堕落の道に陥りやすくなるのです。」。
したがって挫折したとき、失った物事を計算するような無駄なエネルギーや時間をつかうのではなく、その挫折の経験から今後どのような収穫を得ればいいのかを考えるエネルギーに意識を傾けるべきです。
新人の皆さんにも、先輩諸氏にもこれは胆に銘じるべき考え方でありましょう。やる、やらないは己の意志、使命感の強さにあります。万物の道理は天によって支配されてはいますが、人間世界には上司・先輩という如何ともし難い天の存在もあります。どうにもならない時のあることを確かにしてこそ、人生を豊にできるのです。「人事を尽くして天命を待つ」「天命を信じて人事を尽くす」。素晴らしい一日をお過ごし下さい。
誠澄の「懺悔練行」随喜行にチャレンジいただいたり、「にんげん学」神戸講座にご出席いただいていますOさんが「プチ修行で研修のお手伝い」を昨日からきてくださいました。Oさんは先月末の研修にもお手伝いくださいました。皆さんも週末に新人の皆さんのフレッシュな姿に触れてみませんか?いい体験になりますよ?。そして大きな気づきを得られるかもしれません、管理職の方は特にいいヒントになるかも?です。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
久御山町東一口(くみやまちょう、ひがしいもあらい、と読みます)。自宅のある住所です、自宅の前の川、誰がつけたのでしょう、冗談のような「前川」です。「京都名所二百選」に選ばれた桜です。







夜桜。

土手のぼんぼりと川面に映ったぼんぼりです。

研修生の皆さんの作務(さむ・そうじ)風景、作務は「務めを作ること」、修行の要、人生の要です。




今日の観音様の光背桜です。


桜の額にお入りいただきました。

可愛いですが存在感があります。

昨日とはいかがでしょうか。

※学校に行きづらい、行きにくい、なぜこんな気持ちになるのでしょうか?それは自分に正直だからではないでしょうか、自分に正直になり生きるのに誰に話せば良いのかわからない人のための一時避難のオアシスが「特定非営利活動(NPO)法人こころのはな」です。
いつでもお電話でお話をお聞きします。0774-45-5561(斯波(しば))、がお待ちしております。メール相談も承っています。e-mail shiba@kokorono-hana.com。ご両親のダイヤルを回す、キーを叩く少しの勇気がお子様の希望の火を灯します。HPもご覧になってください。
「こころのはな」は「自分がやりたいことにチャレンジする空間」です。自分で一日のスケジュールを考え、やりたいことをやり、学びたいことを学び、聴きたいことを聞くという「自分の扉へノックする」空間です。自分で未来の扉を開く空間でもあります。
皆さんとご一緒に生活する仲間もおります。