小が大

おはようございます。

日々楽しく暮らしています。何故楽しいかといいますと、「これでなければ」と余り思っていないからです。どのように暮らすのかをハッキリさせているからです。少し格好良く書けば「使命感」、普通に書けば「できることで使命を果たす」。言葉を換えれば「何も得意なものはない」。得意なものがないのですから、できることで楽しく暮らさなければいけません。
ありがたいことに、研修もご活用いただいています、皆様から温かいお布施もちょうだいしております。その範囲内で暮らす。私は我欲で物を買わない主義です。
仏さまにお供えいただいたお布施を我欲で使うことは戒めよと師に教えられたからです。戒めとしていなければ我欲で犯されていたのではと考えますとぞっとします。
欲しい物はいっぱいあります。そんな希望を満足させるのが「心学の書を読む」「瞑想」「祈り」「友と話す」「新聞」「テレビ」「雑誌」「ウインドウショッピング」等々。そう「静かに夢を心の中で叶える」のです。思いを巡らすのが又実に楽しい。そしていつしか実現することが、一つ、二つ・・・?なのです。
そんな暮らしを長年やっていても、周りは物がいっぱい、友もいっぱい、仕事もほどほど、弟子もいますし、お手伝いしてくれる方にも恵まれている。毎日おまいりや、お話に来てくださる方も沢山におられる、週一度、月一度等々、心華寺・愛宕寺の空間・場を必要としてくださる、心の拠り所としてくださる。何とありがたいことか、夢見る心地。
「小が大となる、少が多となる」ことを教えてもらいました。だから楽しく夢を観て、大となったときの力を蓄える、多となったときの力を養うことが、また楽しい。
道理を学ぶ、真理を知る、孔子は「知者は惑わず」と。私が知者であるはずはありませんが、知れば惑うことがないという実感は確かにあります。
何故か、「少から多」です。少ししか知らずとも、知っていることで実践すれば「知る範囲が増える」。真実知るということを体得していない人は、「あれも、これも知らなければと惑う人生を自ら招く」。
仁者は「憂えず」とも、人のことを思いやれば、自分の事で憂えることなどがないのです。これが又楽しい。どうすればお役に立つことが出来るのかを自分の持っている、できることで考えることが楽しいのです。自分の事は出来ずとも、「できることで、できる人のお手伝いができることを仁というのだ」と、お手伝いをさせていただいていますと、仁、思いやりが教えてくれるのです。
あれがなければ、これがなければなどと、思い悩むことがない。「勇者は懼(おそ)れず」、人に対して勇気を奮うことはできませんが、自分には勇気は発揮できます。行動して「失敗してこそ気づけるから」です。
「気づく」とは「目に見えない自身の心に気づくこと」です。ですから毎日の暮らし、実践が楽しいのです。毎日気づくという楽しさを得られるからです。明晩は「にんげん学」一宮講座「論語を読む」。明後日は東京講座、こちらも「論語を読む」です。一宮、東京地区の皆さん会場でお会いしましょう。今日も何かいいことがありますように、そして出会った人に笑顔を。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌