下問

おはようございます。

「下問(かもん)を恥じず」、という孔子の言葉を常に意識しています。「若い人へ教えを乞うことです」。若い人の情報、才能には輝くものがあります。何よりも行動力があるのが素晴らしい。
最近反省しています、何を反省するかといいますと、物は知っているが、「なんにもできない」ということをひしひしと感じています。人様と話せば会話がなりたち、何か自分がいかにもできているが如く錯覚をしている自分がいるなと、相手の言葉対して応えているからといって「それができるのか」といえば「ノー」。
知っていることが実生活で何の役に立ってもいないのではお話にならない。それは結果的に「知らない」のだと。
「先生と言われるほどのバカでなし」を地でいっている?。尊敬もされてもいないのに先生と言われ、和尚といわれ、その気になっている愚か者。
活躍できる「土俵」を忘れていないか?と自分に言いきかせています。論語、為政(いせい)第2、17条「子曰わく、由(ゆう)よ、汝に之(これ)を知るを誨(おし)えんか。之を知るを知るとなし。知らざるを知らずとなせ。是(こ)れ知るなり。」。この条を忘れていたようです。
意は「知っていることは知っているといい、知らないことを知らないという。それが本当に知っているということだ。」。会話をして事がたりているとするな、と言うのです。
上にも書きましたが、「いろんなことを知っているけれども、なんにもできない人がいる」。聞けばなんでも答えてくれる。しかし、だからといって自分ができるとは限らないのです。たくさんの知識や情報を持っていても、それが実生活でなんら役立っていなければ、結果としては知らないこととまったく同じなのです。
自分の持ち味を忘れていないか?と自問自答。論語にこのような教えもあったことを思い出しました。雍也篇(ようやへん)に「これを知る者はこれを好む者に如(し)かず、これを好む者はこれを楽しむ者に如かず」。
私はこれまで「人様にお仕えすることが楽しいという」思いでやってきました。最近は知ることをやって、ちっとも楽しんでいないことを実感。「好きこそものの上手なれ」、好きで楽しかったから今日が在ったにも関わらず、忘れていたようです。今日も好きなことを楽しみ、人様へ貢献しましょう。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
実れば稔るほど頭を垂れる稲穂かなですね、見習いましょう。