苦楽

おはようございます。

日本のみならず、地球の裏側も大地震に見舞われ、昨日は日本にまで津波が押し寄せてきました。天災は防ぎようがありません、祈りましょう、天地が鎮まりますように。
今日からシルバーウィーク、ご家族でお出かけになられるようでしたら、気をつけてお出かけください。そして明日から秋のお彼岸です。日々ご先祖様への感謝を捧げることは当たり前のことであり、家庭内が鎮まる大本です。家にお仏壇がなくても、朝目覚め、西を向き「ご先祖様ありがとうございます」と手を合わせることは大事です。天災は仕方のない部分がありますが、人災による地殻変動を起こさないために、ご先祖様を敬い感謝し、ご先祖様を中心に和合することです。
お彼岸は春と秋の二回あります。春のお彼岸は寒い冬から春が待ち遠しく、彼岸、彼の岸という名の通り、遙か彼方に見える理想郷のように思えます。
秋のお彼岸にはみのりの秋、多くのみのりに感謝、又厳しい寒さの向こうにある、春の岸を思い起こし、みのりに感謝し、厳しさにへこたれず、様々な物を育てる夢、喜びを教えてくれたご先祖様に感謝することでもあります。
いつも「彼の岸」に夢を描くことができるからこそ、想像もできないような試練をも乗り越えられます。関東や東北の水田地帯は先の大雨で大きな被害がもたらされました。慰めの言葉もありません。
しかし、自然は何も私たち人間を「いじめよう」などと痛手をあたえたのではありません。そんなときこそ、過去のご先祖様も、このような筆舌に表すことの出来ない苦しみに耐えてきたのだと、感謝し、「彼の岸を思い描くこと」だと思います。
いろいろな思いで迎えた秋のお彼岸。しっかりとご先祖様への供養を一週間致しましょう。春秋の二回のお彼岸、お彼岸は「昼夜の時間が同じ」だそうです。ご先祖はきっとお彼岸という習慣をお作りになった理由の一つは「苦楽は半々だよ」と教えたかったに違い在りません。
ご先祖様が身体を通して苦楽を感じ習慣として下されたことに感謝したいですね、禍福はあざなえる縄のごとしを、お彼岸のこの時に思い起こし、悲嘆に過ぎず、楽しみに溺れない人間性を形成してまいりましょう。
明日は下関・愛宕寺「秋季・彼岸会法要」です。午前10時から行います。休日であります。お子様とご一緒に手を合わせて下さい。お子様の家族愛、友だちへの優しさ、行動に対する勇気、英断を育てるのも先祖供養の一つです。今日も和合の一日を過ごしましょう。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
昨夕の景色です。

今日お昼から「特定非営利活動法人こころのはな」の年次総会が行われます。出席者の皆さんに、ふるまいます、「新蕎麦」を「蕎麦打ち名人・糸井さん」が、石臼で粉をひいてくださってます。石臼でひいた蕎麦は絶品です。熱が起きず、蕎麦の味を損なわないからだそうです。



いよいよこねて蕎麦にします。左側の石を右の石の上に載せ、穴から蕎麦の実を入れ左に回して粉にします。






美味しいお蕎麦が完成です。

さすが、新蕎麦香り良し、味良し、腰良し、喉腰も良しでした。そしてちゃんちゃん焼きと蕎麦ご飯です。こちらも最高でした。名人ありがとうございます。



愛宕寺に入るために乗った新幹線の車中から。