おはようごいざいます。

「にんげん学」小倉講座ご出席の皆さんありがとうございます。新しい方のご参加がありました、これも今までにご参加くだされた皆さんのお陰です。
先日、松下村塾を訪ね、吉田松蔭先生の足跡をほんの少しですが学びました。脱藩の罪で野山獄に囚われの身となりながらも、「囚人教育」を行うという情熱、教育が人間を作るという熱い信念、それが松下村塾の基礎となったということを知り、情熱は溢れるほどでなければ情熱とはいわず、人を惹き付ける魅力にもならないことを、熱く感じました。
そのことが又昨日新たな方のご参加で思い起こされ、吉田松陰先生と私は比ぶべくもありませんが、少しでも薫陶を得たいと思いながら歩みたいと新たな決意が湧いてきました。
そんな思いの中で老子下編。上篇が最初の「道」の字をとって「道経」とよばれるのと対し、下篇は、その初めの章に「徳」の字が多いことによって、「徳経」ともよばれています。『老子道徳経』というのはそれを合わせた名称です。
私たちには生まれながらにして「徳があるよ、意識しなさんな、何かやって褒められようとするのは徳(得)ではないよ」というのが下篇の話です。素晴らしい教えを聴き、知識としても、褒められない、評価されないと嘆き、せっかくの知識、徳を放り投げ出す人が多くあります、残念です。そんな方に「老子」の徳経を味わって欲しい、自分を知らず知らずのうちに大舞台に上がらせてしまうのです。下篇の冒頭38章ではこのように老子は説いています。
「徳のある人は、自分の得になるかどうかを気にしません。
だから徳のある人でいられます。
徳のない人は、自分の損得にこだわります。
だから徳が身につかないのです。」
京都の隣は滋賀県近江。近江という地名で名高いのが「近江商人(おうみしょうにん)」です。現在の有名企業には、そのルーツを近江商人に持つものが多くあります。江戸時代には、「大阪商人」「伊勢商人」と並び「日本の三大商人」と呼ばれていました。
それほど近江商人は、商売上手だったのです。この近江商人のモットーに、「三方よし」というのがあります。
「売り手よし・買い手よし・世間よし」で、「三方よし」です。「商売は、売り手(商人)だけがいい思いをするようでは成り立たない。買い手(お客)にも「買って良かった」と満足してもらうこと。でもそれだけでは、まだたりない。商売を通して世間が発展しなければ意味が無い」というものです。
老子はこの「三方よし」を説いています。徳がある人と、徳のない人で、どちらが繁盛しているかは歴史が証明しています。「心学」は古くさい学問ではなく、いつも先端を走り、しかも後進を育てていく学問です。今日もまず「自分の仕事をする時、三方をチェック」しましょう。
今夜は「にんげん学」神戸講座「論語を読む」。ご一緒に音読をして魂をイキイキとしましょう。今日は三方よしの一日を思いお過ごしください。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
Mさんお花ありがとうございます。青い菊はアナスタシア、もう一つはグリーンベルという名だそうです。

懇親会は焼き肉でした。皆さん長時間ありがとうございます。








帰りにサックスでジャズ、前に格好良いバイクが。

神戸講座で久しぶりに「ぶら和尚」をしました。映画を観てきました。「ロバート・デ・ニーロアン・ハサウェイ」主演「マイ・インターン」。
私と同年齢の男性が若い女性や男性に素晴らしい影響をあたえるという素敵な映画でした。
皆さん必見です。映画の前に中華のランチをいただきました。







会場はホテルのB1階にありますので、出かけようとふと窓の外を見たら夜景が。