見えてくるとき

おはようございます。

暗くなってから見えてくるもの、明るくなってから見えてくるもの、季節で見えてくるものと、その見え方がさまざまです。自然はいろいろなことを私たちに教え示唆してくれます。
そこに行きますと、人間は慾ですね、いつも見えていたい、この欲を抑えればいつも輝くのですが、なかなかに気づけません。
いつもポストにベストをつくしていますと、欠かせない人間になるからです。これが不思議なんですよね、得意なものでなければしたくないという人がありますが、自分の出番を待っていたのではいつまで経っても出番は回ってくる機会に恵まれないのです。
「与えられたポストがベストのポストだと考えるべき」です。人間の優劣はどこまでいってもあります。優劣を考えてしまったのではいつまで経っても出番はなく、また人生をそのように考えている人は、自分より優れている人を妬んだり、劣っている人を見れば見下げたりするようにもなるのです。これでは一層出番は得られません。
今当に紅葉の季節、色づく木々の多くは雑木です。木材としては役立たないものですが、木材に役立つ以上に人の目を集めてしまう、名庭園と言われる名庭園はこの雑木で造られている。私はこの雑木のような生き方をしたいと、お山で修行しているときから思っています。
季節の移り変わりにしたがって、決して自分が変わるわけではないのですが、外の変化で自分が色美しくなっていく雑木、素晴らしいと思いませんか皆さん。誰でも必ず人の目につくときがあるのです。信じましょう。自分を信じポストにベストを尽くすことほど幸せはないのです。
そんな人を見ますと、こちらまで幸せを感じてしまうのですから、その影響力を何と表現すればいいのでしょうか。存在感?この言葉だけでは言い尽くせません、魅力?これでも未だ未だ、一所懸命の人はとにかく素晴らしい。
今日もベストを尽くし明るく過ごしましょう、それでこそ気づくという楽しいご褒美もいただけるのです、いい一日を。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌