文化

おはようごいざいます。

今朝おきましたら気温が8度、お月様もお星様もきらきらと冷たさの中で一層輝いて見えました。いつも以上に何かしら東京から帰ってきたせいか手を合わせる気持ちに、ありがとうの思いを込めました。
昨日は文化の日、「文によって化する」ことです。今年も素晴らしい方々が文化勲章を受けられました。それも学ぶという歴史、文化があったればこそです。いわゆる学びで人間はどのようにでも充実した夢多き意義ある素晴らしい人生を展開できます。
「子曰く、教え有りて類無(るいな)し。」論語、衛霊公(えいれいこう)第15にあります。意は「あるのは教育であって、人間の種類というものはない。つまり人間はすべて平等であり、平等に文化への可能性をもっている。誰でも教育を受ければ豊かに化することができる。」孔子に、人間平等の考えのあったことを示す条として、貴重されています。
この章について、伊藤仁斎(いとうじんさい。江戸時代前期の儒学者)は、「此れ孔子の万世の為に学問を開く所以也(ゆえんなり)。至れる矣(かな)。大いなる哉(かな)。」と述べています。
また陽貨(ようか)第17に「子曰く、性相近(せいあいちか)きなり。習い相遠(あいとお)きなり。」とあります。意は「性とは、人間が普遍にもつ先天的な性質であって、それはそんなに個人差がなく、相互に似通い、相互に近いものである。
ただ後天的な習慣、それによって人間には種類の差異ができ、お互いに遠いものとなる。」
とあります。この言葉の背後には、「人間は先天的に善の方向にある」「向上心がある」と教えています。
伝教大師のポストにベストと同様に上の教えを読んだとき光明が射し心ときめきました。学びを継続することで充実し意義ある使命感を実現できる。明日は「にんげん学」一宮講座、明後日は東京講座、どちらも「論語を読む」。
精神は大事です。己自身を誰しも大切にしているはずです、内に秘められている自分を高め向上する精神を大切にしましょう。私たちには誰しも向上心があるのです。それを何かに衝突し、つまらぬ意地で学ぶことをやめてしまうことほど愚かなことはありません。
一宮地区の皆さん、そして東京地区の皆さん会場でお会いしましょう。楽しみに出かけます。今日も未来を楽しく思い、学びの一日でありますようにお祈りいたします。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
庭の桜の葉が色づきました。そして石蕗も綺麗に咲いています。