理に注意

おはようございます。

昨日は素晴らしいお天気でした。今朝もお星様が輝いています。お星様に手を合わせることが大好きです。
目の前に窓があります。空を見ていますと飛行機が飛んでいるのが見えます。青空に引く飛行機雲にシャッターを切りました。
人間の感情は抑えがたいものがあります。写真を撮ったり、景色を眺めたりするときに生じる衝動は何も問題ありません、ただただ美しい、感動です。思わず自然に感謝し手を合わせてしまいます。
この感情(徳)は私たちの本質です、時と場合によっては、この感情・情意の発動に用心しなければいけません。
また理性は「エゴ」でもあります。何故かといいますと、自分自身の理性は「理」を「真理としてでなく、自分に都合のよい結果を導くために用いる場合が多く」あるのです。ここにご用心です。
自分の判断に誤りがなければいいのですが、少しの成功経験や上位に在ったりしますと、どうしても、過去の経験や立場にこだわり、客観的な判断が狂ってしまうときがあるのです。
ですから衝動的な感情の働きが自然を見るが如く、相手を美しい、素晴らしいという素直な感情であるときはよろしいのですが。自分の欲望に突き動かされての、欲しい、手に入れたい、という情動では大きな過ちを犯しかねないのです。
それが人に対して威圧的になったり、暴言を吐いたり、人の意見を無視したりという暴挙になりかねないのです。いわゆる「上から目線」です。
私欲は「小利」であり、自分の欲望を満足させるに過ぎず、周りの人びとに希望と夢を与えるものではありません。
人を見て思わず、その才能に「突き動かされるような情動」が大事です。己の理性(計算・損得)から見たのではないからです。それは相手に対する素直な情(徳)、大切にしようとする、「思いやりの情から見ている」からです。
豊に生きようとして知識を得ながら心が貧しくなる、まったくおかしな話しです。それは知識を我欲に生かそうとしているからです。知識で己の本質、情(徳)に嘘をついて暮らしているからです。いわゆる背伸び、無理をしている。知識が狡智に変わるという最悪な心理状態を生むのです。
自分自身の本当の情(徳)をちっぽけな知識を理として己を欺き、背伸びして他者に言葉を弄し、己を欺き、人をも欺き多くの人を不幸に貶めてしまうのです。
それよりも、自分の確かな感情に従って、素直に足ることを知って生きることが一番豊に暮らすことができるのです。未来に夢を持って生きると云う事は、知識で計らって未来を見るというのとはまったく違います。
己の小さな知識から計らって未来を夢見たとしても、計算通りには成らず、成らないからこそ苦しみを多くすることを知るべきです。それよりも小利を捨てること、我欲を捨てることです。
小利(我利)を見ては大きな事を為し得ません。いいな〜素晴らしいな〜と素直に相手を感じたとき本当の利、大きな利となります。それは自分も、相手も、世の中も良くなる三方良し(「売り手良し」「買い手良し」「世間良し」)となるからです。小利は自分だけの利の追求です。今日も周りの喜びを感じる一日としましょう。人様と、社会と喜びを分かち合える一日でありますようにお過ごし下さい。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌