学ぶ

おはようございます。

昨日午前10時から今日の午後5時まで一泊二日、CMA様主催「管理職・リーダーシップ研修会」が行われています。皆さん熱心に受講くださることが嬉しい事です。人間は悩みますし、その悩みが人間的成長を促すことは確かなことです。「失敗から学ぶことの重要性」です。
論語、季氏(きし)第16、9条「子曰わく、生まれながらにしてこれを知る者は上(かみ)なり。学びてこれを知る者は次なり。困(くる)しみてこれを学ぶは又其(そ)の次なり。困(くる)しみて学ばざる、民斯(たみこ)れを下(しも)と為す。」
意は「生まれながらにして物事の道理を知っている人がいたとしたら、最高の水準だろう。次によいのは、事前に学んで知っておく人たちだ。それに続くのが、苦境にたたされてから、慌(あわ)てて学ぼうとする者だろう。一番駄目だと皆の意見が一致するのは、苦境に立たされていても、何も学ぼうとしない人間だ。」
「失敗を活かしてこそ成功への人生の道がスタート」します。私は困ってから慌てて学んだ者です。生まれながらにして物事のすべてを知っているという人間がいたら、それは人として最上ランクにいるということだと孔子はいいます。
では、「生まれたあとの学習でしか成長できない人間ができることは?」というのが、次に続く「あらかじめ学ぶ」ことです。しかしこれも、「大切だとわかっていても、忙しい日常生活の中では、備えて学習することはおろそかになってしまいます。」
やはり、大半の人は「いざ困ったという局面が訪れないと学ぼうという気持ちにならないかもしれません」。そして窮地(きゅうち)に陥(おちい)ったときに、「あのときやっていれば・・・」と後悔する。私は後悔の連続。
この悪循環の繰り返しから抜け出すことが、「成功できるかどうかの分かれ道と言えます。」。
「成功している人は、失敗を次に生かすことができる人」です。「失敗に大小はありません」、「ごく小さい、少ない失敗体験を深く心に刻みつけること」で、「同じ失敗を繰り返さないようにと事を進める結果が、成功につながっていく」のです。失敗から学ぶとは、そういうことです。
論語には又「過(あやま)ちて改(あらた)めざる、是(これ)を過ちと謂(い)う」(衞霊公(えいれいこう)第15,30条)とも書かれてあります。「失敗はするもの」、失敗を恐れていては何もできません。ただ「失敗した後こそ大切である」ということに気づき、「そこから奮起できた人が成功者となる。(成功者とは人と比べてではなく、自分の人生を確立すること)」のです。
どんなときでも、学ぶことが大切です。失敗しない人はいません、失敗から学ぶことはたくさんあります。失敗したからこそ学べるともいえます。悩んで解決したら、また同じ過ちを繰り返さないことが大切です。
「止(や)むは吾が止むなり。進むは吾が往(ゆ)くなり」。人生は自分が決定することを忘れてはいけません。週末です静かに反省して改める一日としてはいかがでしょう。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
柿の実もたわわに、葉は色づき、鳩も花をついばみ、満天星も負けじと色づき、散っても自然はきれいです。










南天の実も色づきました。