幸せは身近に

おはようございます。

今は雨が上がっていますが、夜半は昨日からの雨が降っていたようです。誠澄の「懺悔練行」もピークです。しかしこの体の疲れが行力、加持力を増すのです。ここを通り抜けませんといけません。
お天道様の顔が出ていませんとやはり肌寒さを感じます。季節は冬、これで当然なのかもしれません。自然は「やすみなさい」と優しくせまってきます。そんな優しさを大切にしなければいけません、強さには反発を感じ、ややもしますと優しさに甘えてしまい、その有り難さを忘れ、感じなくなってしまうのがよろしくありません。
私たちが幸せになりたいと願いながら幸せになれない最大の理由は「幸せを外に探している、外に求めていることにあります」。悦びを大切にしていない、感謝を持続できないことがいけません。「いつの間にか当たり前になってしまっている」。
座禅の後、研修時には必ずお唱えしていただきます「白隠禅師・座禅和讃」の一節に、前文略
衆生近きを知らずして(私たちが幸せのなかにあるにもかかわらず)。
遠く求むるはかなさよ(自分の外に幸せがあると思ってあちこち探しまわっている)。
譬(たと)えば水の中に居て(それは水の中にいて)。
渇(かつ)を叫ぶが如くなり(のどが渇いたと叫んでいるようなものである)。
長者の家の子となりて(また、裕福な家の子に生まれたのに)。
貧里(ひんり)に迷うに異ならず(貧しい里をさまよい歩いているのと同じである)。
六趣輪廻(ろくしゅりんね)の因縁は(いつまでも迷いの世界から抜け出すことができないのは)。
己が愚痴の闇路なり(真実を知らぬからである)。
闇路に闇路を踏みそえて( 迷いに迷っていて)。
いつか生死を離るべき(いつ苦しみを離れることができようか)。後文略。
とありますように、今の幸せを感謝できない人はいくら外に求めたとしても、幸せは見つかるはずもないのです。
「幸福とはすでに手元にあるものをすべて慈しむこと」です。「今の自分を大切にし、今の自分を愛してくれる人をありがたく思い、今自分が愛する人を大事にする。」そうすれば、「幸福を手にすることができる」のです。
幸福はいつも身近に在ります。心を落ち着けて身の回りを観察しますと、幸福が近くにあることに気づきます。
それに気づきませんと、「幸福は身辺からこっそりと逃げ出してしまうのです。」そうならないように、幸福とは今あることのできることだと、真剣に思い、わかったら、しっかりとつかまえておくことです。
「身近な人を大切に思う心をもてば」、「もっと真剣に生きようと思えるようになる」のです。誠実に生き、信頼を重んじることです。「自分を支えてくれる人たちを大切にする心を学びましょう」。それが幸せを手にする切符です。
今日一日身近な人を意識して大切にしましょう。素晴らしい一日をお過ごし下さい。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
雨 アメ ふれふれ母さんと〜、昨日幼稚園児の可愛い雨傘を、夢を追い続けてください。私たちも?・・・?


21日の心華寺・みのり大祭「採燈大護摩法要」に欠かせません檜木を伊丹・寶樹庵のYさんが昨日採りに行ってくださいました。Yさん雨の中ありがとうございます。