一を得て

おはようごいざいます。

「天は一を得て以て清く、地は一を得て以て寧(やす)く、神(しん)は一を得て霊に、谷は一を得て以て盈(み)ち、万物は一を得て以て生じ、侯王(こうおう)は一を得て以て天下の貞(てい)と為る。其のこれを致すは一なり」。昨日の老子39章の書き出しです。
道、人生はすべからく「一」だよと老子は教えるのです。「情報に振り回されるな」ということです。世間では「何をして良いのかわからない」「おもしろくない」という人が大勢いるようです。何をしたら良いのかなどと古人はわかって心学を説いている人は一人も居ません。一人もというと少し違うかも知れませんが?。
要は「今を生きろ」、「今の思いで生きろ」ただそれだけを言っているのです。そうすれば「清らかに生きれるよ」「安寧(あんねい)に生きられるよ」「ご先祖を大切にすればご先祖に守られるよ(ご先祖の思いを大切にすること)」「謙虚でおれば心が満たされるよ」「自然と上に立ってしまうよ」と諭しているのです。
ところが、「上下、左右、前後、上手下手、得手不得手、有無という物に心を騒がせ」、「何をしたらよいか?わからない」と、不平とも不満とも、言い訳ともつかないような言葉になってしまうのではないでしょうか?。自分は差別されたくないのに、外を見て差別をしている変な話ですね。
私も「何をやってよいのかわからなかったときが長くありました」それは、「上手下手、出来不出来に縛られていた」からです。が、あるとき「ポストにベスト」という「一」と出会い、それのみを心がけています。どこまで行っても上手下手はある、であるならば、心を騒がせまい。下手なくせに上手なふりをしないで気楽に、嫌われたくない、好かれたいという思いをせず、楽しく生きようと。
人よりも云々などという考え方を捨て(慢心、増長心を捨て)、ただただ「一」「ポストにベスト」。おかしなもので、「一」を以て得て歩んでいますと、いろいろな方が私を「切ったり、こすったり、たたいたり、磨いたり」して「鍛えてくださいました」。
指示されたことに無心に取り組んだのです。下手だなぁ〜と思われたら、別のことを指示してくれました、無心とは人様が親切になってくださるようです。「一」のお陰で何かしら、いろいろな世界を見ることができています。
ああでなければ、こうでなければと考えて結局は途中で挫折する人を多く見ています。そんな方々を拝見していますと、皆さん賢いようです。上下の世界を離れれば、何という事なく、広々とした世界を楽しく歩めるのに、もったいないな〜と思ってしまいます。
知識や学歴などは私などの及ぶべくもない物をお持ちです。宝の持ち腐れでは無いかと、いぶかしさを感じてしまいます。
私は私の「一」を大切にこれからも歩み、楽しく広い世界を歩んでまいりたいと思っています。今夜は「にんげん学」神戸講座「論語を読む」。孔子も「一を以て貫く」と教えます。神戸地区の皆さん会場でお会いしましょう。
一見無駄に思われる心学、大事ですよ、心にゆとりと輝きを増します。それよりも楽しく過ごせるのが良い。今日も他と比べずに楽しく過ごしましょう。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
Mさんが毎月花を添えてくださいます。

懇親会場へ向かう道で。


乾杯、来月までお元気で。

懇親会でのお料理です。シーザーサラダ。

鯛のカルパッチョ

きの子のタルト。

ハムとコーンのピッツア(トマトソース)

カルボナーラ

レンコ鯛のアクアパッツア。

牛肉のピッツア職人風。

Oさんの誕生日です。Oさんおめでとうございます。

皆さん遅くまでありがとうございました。又来月お目にかかれますことを楽しみにしております。