自分は後

おはようございます。

「にんげん学」京都講座「老子を読む」、本年の最終講座ご出席ありがとうございます。学びは一つ終えますと更なる意欲がわきます。終わりは始まり。終始は繰り返されます。繰り返す終始がなければ発展もありません。終始は嬉しいです、何度でもやり直せる。「冬来たりなば春遠からじ」。このような思いのできるのも、皆さん、学友のお陰です。一層志学の大事を思い知りました。
昨日読みました老子66章「是(ここ)を以て民に上(かみ)たらんと欲すれば」「必ず身を以て之に後る」の教え、冷やっとします、「できていない」。第7章にも「是を以て聖人は、其の身を後にして身先んじ、其の身を外にして身存(みながら)う。」と。
「皆さんのサポートをさせていただき、率先して行動しなさい」そして「自分の事は後回しにして、人様の事を先に考えなさい、そう在れば身は安泰だ」と。「俺が、俺が、それがいけない」というのです。
何度読んでも恥ずかしくなります。人がついてこない、親しんでくれないと悩んでいる己が恥ずかしくなります。独り相撲を取っている、穴を掘って入らなければいけません。すべて「身から出た錆」。すべて己が先ではなるわけがない。
「水のごとく低きに就(つ)き他人と争わないのが最上の処世」であると老子は説きます。いくら素晴らしいことを言ったとしても、愛がなければいけません、正しい言葉は時と場合によるのだぞとも、でなければ「人を責める言葉に使ってしまう」と。いくら正しいと思って使っていても相手を思いやる、愛がなければ「人はついては来ないのです」。
「言は信あるを善しとする」「正(おきて)は治まることを善しとす(正しいを掟と読ます、うなります)」「事は能あるを善しとす」「動くには時なるを善しとす」「「夫れ唯争(ただあらそ)わず」「故に尤(とが)め無し」と老子は明快に諭し導きます。
「言行が一致していないから信用が得られない」「治まらないのは己が正しい言行をしていないから」「能力とはできてこそ、威張ることではない、人を責めてもできない」「人を動かすときには時を見ること」「争いからは何も生まれない」「目標を忘れない故に争わないから尤められることもない」というのです。
治まらないのは言動に愛がないのだと大いに恥じます。今日は老子を読み返し、修正する一日とします。皆さんも熟読しましょう。御身お大事によいお年をお迎えください。新年は毎年恒例の「合同勉強会」心華寺を会場に行います。1月11日、午後1時30分受付2時開講です。全国の皆さんよろしくご参集下さい。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
冬桜です。昨日「にんげん学」京都講座へ向かう途中の小学校に咲いていました。凛として何か勇気をいただきました。



夕日に励まされました。




洋食「ぼんじゅーる」さんのごちそうです。マスター一年間ありがとうございます。お元気でよいお年をお迎えください。来年も楽しみにしてまいります。
ワカサギのマリネ

ホタテ貝柱とエビのチャウダー

ロイヤルハンバーグ、ビーフシチューソース

黒毛和牛のステーキ