史を学ぶ

おはようございます。

人間向上心を持たない人はおりません、誰でも勉強したい、と思っているはずです。学んだことを生かせるのは、やはり人間性です。いわゆる学問は一般でいわれる「知識学と修養学」というものがあります。
人生を確かに構築したいと考えればやはり、「にんげん学」という「経(真理)を学ぶ」「修養学」が大切です。何故ならば、順境の時もあれば逆境の時も、そこに老若、貧富、上下といういろいろな境遇の中で役立つ学が、「修養学」であるからす。その修養学も原典を読み、その上で史書(歴史書)を読む事が重要で大事な両輪です。温故知新です。
私たちは「いかに生きるべきかの原理は学ぶことができます(経)」、史書はそれを基本として、先人が「我らいかに生き来たったかという生活の記録であり」。畢竟(ひっきよう)「いかに生ききったかということのうちより「いかに生きるべきかの理法を明らかにするもの」であります」。ですから、結局、「経は原理」で、史というものは先人の「実証であります」。
そこで経を読む者は必ず史を読まなければならない。史を読む者は経に照らさなければならないのです。
このことを、私たち人間自体でいいますと、経は「性命のようなもの」で、史は「体験のようなもの」であります。
今現在各地で「にんげん学」と称して皆さんとご一緒に学んでいるのは、上記のような意味合いであります。知識を得ても人間的修養がなければ、真実の力、胆力とはできません、何かに当たれば、周りに責任を転嫁し、己に求めることをせず、修正しやり直す気概、胆力を養ってこそ社会に役立てるのです。何かあって「志」が砕けるようではいけません。終生順風満帆などはあり得ないのです。
私たちの先人にはお手本とすべく様々な哲人、英雄がおります。藤原惺窩、山鹿素行中江藤樹、細井平洲、佐藤一齊、熊沢蕃山、吉田松陰、西郷南州等々のまだまだおられます。これら求道の志の書を読まれることをお勧めします。今日は史書をお読みなり、心熱くしてお過ごしください。
今日から一泊二日今年最後の「M&Uスクール」が開校されます。ご出席の皆さん寒くなりました、気をつけて入山ください。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
皆様にご寄付をいただきました、宮城県南三陸町町長様からお礼状がとどきました。「南三陸病院・総合ケアセンター南三陸」の落成式が行われ、12月14日から開院されたそうです。皆さんありがとうございます。