護摩木に精気を集める

おはようごいざいます。

昨日三座お護摩を修し、八千枚護摩供も今日10時からの一座を残すだけとなります。昨日朝9時前から最後のお護摩までご随喜、お手伝いいただきました皆様ありがとうございます。ご本尊様のお加護、皆様の外護力によって厳修できます。感謝いたします。
三力「御仏の力、行者の力、法界の力(宇宙・殊に目の前の方々のお力)」が一体となってこそご利益があります。
八千枚は八千本の護摩木をお焚きあげることに違いありませんが、焚きあげること以上に「精神・精気を集中し焚きあげること」が肝要です。「精神誠意」です。
意識も、精気も「もの(護摩木)に集中する。法に集中する」のです。「いまだ見ぬ未来に精神・精気が集中するのではない」のです。法を達成させる「法具に集中させることで達成する」のです。
ですから「護摩木が大変重要な働きを為す」のです。精神・意識・精気が護摩木に集まるとき「美しいものはより美しく、伸張するものは助長し、繁栄するものは繁栄し、智なるものはさらに明晰にする」と経典に説かれます。
「流水は腐らず」という言葉があります。そう、流れる水は腐らない、動いているからです。私たちの肉体や精気・精神も同様、肉体が正しく活動しなければ精気も正しく流行しません。
精気が流行しなければ、「普通の気も停滞してしまう」のです。いわゆる未来を信じ、実現させる精気を集中させる法を知らない者は、ただただ徒(いたずら)に悩むだけで、「なるか、ならないかの心配だけで動いておらず」頭の中、意識の中で停滞を起こし、いわゆる「悩みを生じさせてしまう」ことだけなのです。
夢、希望を持ちながら、願望を叶える法を知らなければ、鬱々とした日々を送るしかありません。
私たちは精神・精気を集中させる護摩法を知っています。護摩木に精神・精気・心身・魂・気を働かせることで願いが通じるのです。私は皆様から寄せていただいた「添え護摩木に精神・精気を集中させ願意がスムーズに流れ、願望成就となるように祈る」のです。
午前10時から「八千枚護摩供」の最後の座です。本年の「終いの護摩」でもあります。一年のお礼と、一年の煩悩を焼き尽くし感謝いたしましょう。お待ちしています。今日は精神を集中させることを心して明るくお過ごしください。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌