大器晩成

おはようごいざいます。

「にんげん学」小倉講座「老子を読む」ご出席の皆さんありがとうございます。年末のご多用の中本年の最終講座にしっかりと予定を立ててご出席くださり感謝いたします。一年お運びいただきありがとうございます。学友のありがたさを改めて感謝いたします。お大事によい新年をお迎えください。新年の講座は1月26日(火)でございます。
新年の第一回は「世界じゅうの万物は「有(ゆう)」としてのある存在から生まれてくるが、その「有」は「無」としての「道」から生まれてくるのだ。」という話。この章を読みますと、何故思ったように進まないのかが見えて、きっと、目から鱗が落ちるかもしれません。来年の「運勢の行方」の話も致します。お元気にお会いして新年のご挨拶を交わしましょう。
昨夜の老子40章に「大器晩成」という言葉が出ました。大変有名な言葉です。老子を知らなくともこの言葉は多くの方がご存知ではないでしょうか。
大器晩成の意味ですがふつう、「大人物の完成には時間がかかる」としてうけとめて「不遇な人を励ましたりするのに使われますが」、それは『老子』の真意ではありません。
「晩成」という言葉は、文字どおりには「できあがるのがおそい」でありますが、「いつまでも完成しない、その未完のありかたにこそ、大器としての特色があるという意味」です。何故かといいますと「できあがってしまうと形が定まり、形が定まれば用途も限られる。それでは大器ではなかろう」というのが老子の真意です。無限の可能性を秘めているのが私たちです。
何かを得なければ、獲得しなければと、焦ったように心落ち着かず、自信がなさそうに日々を送っている人がいます。人生は何度も何度も行きつ戻りつに歩めばいいのです。自然界はそのようにして大木となっていくのです。道理に則して歩んでいるうちに、かかわった人生の中でさまざまな事が知らず知らずの中にできていくのだ、それでいいのだと老子はいうのです。
「これでなければ」と器を己で決めず、飽くことなく日々目の前のことから学び、栄養を摂取して歩みなさい、と教えるのです。そうすれば、世間はあなたに見合った人生、仕事をもたらすと。
また人様を見る場合でも同じです。こうでなければという見方からでは、良い人材を見逃してしまうことになるのです。豊かに歩みましょう。
明晩は「にんげん学」神戸講座「論語を読む」です。午後6時半受付。会場は「Plug078。TEL:078-734-0187。神戸市中央区北野町1丁目1。新神戸オリエンタルアベニューB1。です。本年の最終講座です。ご出席をお待ちしております。
今日は器にこだわりすぎていないか、こうでなければとこだわって世界を狭くしていないかを考える休日にしてください。もう年末のお休みに入られた方もおられることでしょう。静かに自分を振りかえってください。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
Mさん一年間花を添えていただきありがとうございます。華やいだ雰囲気となり和みました。

小倉講座本年最後の懇親会、久しぶりに「お多幸」さんでした。マスター一年お世話になりました。
鯛、ヒラメ、蛸、ウニ、カニ、凄い。

焼き牡蠣

寄せ鍋

名物、からし菜のおにぎり

お多幸さん名物「おでん」

Mさんのお誕生日でした、おめでとうございます。