立春

おはようございます。

節分会「日数般若心経365巻読誦法要」ご一緒いただきました皆様ありがとうございます。今日は立春、冬と春の分かれる節分の翌日であり、立春は寒さがあけて春に入る日でもあります。寒さを大事にする、人間困ったとき、窮まったときこそ大事です。真っ正面から受け止める。
節分は大事な一年の転換ポイント。陰を大事にする者こそ陽を大事に出来るのです。陽だけ大事にしよう、花を咲くことだけを願う、実の稔ることだけを願う、このような人には長い長い陰の時がもたらされます。陰陽が和合してこそ繁栄です。陰は「力を矯める時」「エネルギーを蓄積するとき」「パワーアップするとき」なのです。それを「不遇と捉えてはいけません」「チャンスと捉える」。
経典にこのような話しがあります。「あるとき富豪を願う商人の家に「貧乏神が貧乏神と名乗って訪ねて来ました。どうぞ私をこの家で働かせてください」と。ところがこの家の主人は「とんでもない、あなたのような貧乏神を働かせるわけにはいかないから、とっとと出てお行き」と言って断りました。そうしたところ貧乏神が帰り際に言うには「あぁ残念ですね、この後に妹の福の神が訪ねて来ますのに」と言って帰って行ったのです」。
さて、皆さんこの話、本当と思える人は栄えます。何をこんな話何ぞあるはずがないと読まれた人は、残念ながら富とは永遠にご縁がないかもしれません?。何事も陰陽は陰が先です。道理、摂理には順番が在るのです。「有無相生ず」。
この話を読み、話し(教え)だからこそ気づくべきです。現実に「人を見分けることなどできないにもかかわらず、見ぬけるとおもっているのが私たち凡人。その証拠に私たちは目先で直ぐ判断し言葉を発し行動して、人を見ぬけないことを多く体験している」のです。陰が先ということを「知った者と、知らざる者との応対・対応の差が後々出てきます」。慈悲・仁の在り方をしている人は、どなたにでも思いやりを以て接するのです。故に大きな縁を結べる。チャンスを手にする。
人様の信頼を得ること、人様と固い絆ができるのは結果を出すこともさることながら、如何に志を保ち精進し夢を持ち歩んでいるかです。なぜなら一年は繰り返されます、芽が出れば枯れるという摂理の繰り返しが摂理であり、真理だからです。だからこそ志です、志に対する面構え姿勢を人様は見るのです。人様は行動を確かに見ています、何故か?、それは「自分を見るより人様を見ることが確かだから」です。
いつも書いています。縁を結び「芽が出る時期はそれぞれの縁で時差があります。直ぐ出る芽もあれば、一年後、五年後、十年後と」。だからこそ「生き様・在り方・人との出会い方が重要で大切」。
人生貧者になるのは「分不相応の生き方、道理にない生き方」をするからです。「正しからざれば眚(わざわ)いあり」(易経)です。経典にこのような譬え話しがあります。「雨が降れば、地上の草木は、その大小に見合った水分を吸収する」という話しです。いかがです?、自分の「分」をお分かりですか?、なかなか分かりませんね、私も己の分を知ることは難しいと考えています。ではどうすることで分相応な生き方ができるのでしょう。
謙虚と感謝です。何か得ることがありましたら「あぁもったいない」「有り難い(あり得ることが難しいことだ)」という思いをし、感謝をすることです。得たら「不足を言う人があります。このような方は最悪です」。だから「不足の世界から抜け出せない」。
陰と陽を分ける節目のポイントが節分、そして迎えた今日が立春、季節は平等・公平に巡ってきます。節目の時にどのような思いで対応するかが人生の節目です。未来を楽しく描き大いなる稔りを得る人は、未だ芽が出ていない「今(陰の時)」を大切に感謝できる人です。「冬来たりなば春遠からじ」の心境。
そうです、毎日が節分、節目「一日一生」です。それを先人は24節気をつくり、せめてこの時期に感謝しなさいよと、歳時記を作って下されました。怠け者の私は大いに感謝しています。今、何をやればいいのかを知らせてくれる。
今日も楽しく人様に笑顔で接し暮らしましょう。素晴らしい一日でありますことをお祈り致します。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
愛媛・八幡浜・一生園さんから節分会・厄除け開運・星祭り「採燈大護摩火渡り法要」へのお供え、そして私への誕生祝いとして沢山の日本一の「百%生ジュース」をお供えくださいました。

特性・かぶすポン酢です。高級料亭のレシピで作られたそうです。昨夜早速賞味いたしました。最高の味でした。Oさん、ありがとうございます。