慈悲の心が自分を守る

おはようございます。

「にんげん学」京都講座「老子を読む」ご出席の皆さんありがとうございます。京都、大阪地区の講座は1月は心華寺で開催しましたので、長いこと京都開催がなかったように感じられ、懐かしさを感じました。
来月の講座は3月14日(月)です。3月弥生、随分と暖かさも感じられる陽気になっていることと思います。来月もお目にかかるのを楽しみにしています。
老子の「慈悲の心が自分を守る」この通りです。老子が保っている「三つの宝」「一つめが慈悲、二つめが倹約、三つめが人の先頭にたたないこと」。これを普段にさりげなくできるようになりたいものです。老子はこのように言います。
「慈悲深いからこそ人を守るために勇敢になれ、倹約の心があるから余裕がうまれて寛大になれ、人の先頭に立たずに後方に控えるから人々から推挙される。
慈悲深さのないままに勇敢に進み、倹約の心のないままに寛大になり、人の後につくことをしないで先頭に立とうとすることは無謀であり、死を招くだけです。
慈悲が深ければ戦いに勝つことができ、守備にあっても堅く守ることができます。慈悲の心を持つ者を天が助け、慈悲が国を救うのです。」
いかがですか老子の教え、納得しませんか?。いろいろな方々を拝見しています。「上の教えの逆をやっている人が、いくら出世や会社を繁栄させたいと願っても、人に好かれず、身を滅ぼし、会社を滅ぼしていくのです」。
慈悲の心があれば「勇気が持てる」としています。この勇気は「攻撃的な勇ましさのことではなく」、「用心するときに必要な積極的な意志のことです。」。「誰に対しても慈しみの心がなければ、義務や責任を引き受ける勇気も出ません。」。
倹約の精神があれば「余裕が生まれるため、寛容な心を抱くことができるようになる」といっています、正しく正しくです。余裕がなければ寛容さは生まれません。先頭に敢えて立たないということは、「これは先頭を目指して争うことをせず、下の位置にいて組織を後押しするということ、サポートすること」です。「力づくで引っ張るのではなく、人々の能力を引き出すために支援すること」で、「社会が自律することをめざす統治のありようを示している」のです。
「リーダーは出しゃばるのではなく、控え目に組織全体を見守る、寛大な統治が良いということです」。
このような在り方をする人に、天が助け、多くの才能の有る人材を与えてくださるというのです。
天(人)が救いの手を差し伸べないのは「道(三つの宝)」を持たない人であり、会社です。決して弱い国ではないです。道が無いから滅び去るのです。
国力、社力が弱いから、滅びるのではありません、道がないから滅びることを知るべきです。慈悲の心がリーダーにある会社を揺るぎのないものとするのです。
今日は三つの宝を大切にしましょう。今夜は「にんげん学」小倉講座です。九州地区の皆さん会場でお会いしましょう。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
昨日「にんげん学」京都講座へ出かける前、一旦自宅へ帰り会場へ行きます。タクシーを待っているとき家の前の川、前川(しゃれではありません)に白鷺が舞い下りてきました。予感通りいいことがありました、新しい方が講座に出てくれました。



講座を終えての懇親会今年も「ボンジュール」さんです。マスターご夫妻今年もよろしくお願いいたします。昨夜も美味しくいただきました。
和牛すじ肉のニンニクショウガ炒め

カキのチャウダー

舌平目のムニエル、オーロラソース

黒毛和牛のミニステーキ、リンゴソース