久敬

おはようございます。

今年も心華寺の桜も咲き新入社員さんの研修の時期がやってまいりました。長年お続けいただいています会社、新しく参加いただいた会社、CMA様が40年来「新入社員研修セミナー」を心華寺で開催くだされています。今年の第一陣は150名の新人の皆さんが参加下されています。派遣いただきました会社数は40社という沢山の企業様にご指示を長年いただいております。ありがたいことです。
人様と交際するに当たって心がけていることがあります。「君子の交わり淡き水の如し」です。「君子淡交(くんしたんこう)」などともいいます。(『荘子 山木』に君子の交わりは淡きこと水の如く、小人の交わりは甘きこと醴(れい)の如し。とあります。「醴」は甘酒のようなもの。甘くてベタベタしている。立派な人物の交際は、水のように淡泊であり、つまらない人間の交際は、甘酒のようにべたべたしている。)
これは、水のように淡々とした交わりは、飽きが来ないので長続きする。ベタベタとまつわりつくようなつき合いは、くっつくのも早いが、別れるのもまた早いのだ、ということです。
これは「人間関係の「間合い」を説いたもの」です。この間合いは、「相手に対する思いやりと言い替えることができる」のではないでしょうか。このように在りたいと心がけています。
論語、公冶長(こうやちょう)第5、17条に「子曰わく、晏平仲(あんぺいちゅう)、善く人と交わる。久しくして之を敬す。」。意は「孔子言う、晏平仲はまことに人との交際の要を得た人である。人は久しく交わると、とかくその人の欠点やあらが目について来て、次第に尊敬の念を失いがちであるが、晏平仲に限っては、長く交われば交わるほど、人がこれを尊敬するようになる。」
晏平仲のような人物になりたいものです。交際の道は極めて難しいものがあります。そのような現実の交際の中で、先ず自身自らが人様を尊敬の念を以て接する事であろうと思いおつき合いをさせていただいています。
人間は好き嫌い、肌の合う合わないはあるものです。しかし、何れにしても、縁に因って気づきをいただけるのです。であるならば、出会い後どのような態度をとるかが、そのひとの器量にかかっているのだと、私は考え、人様と交わるようにしているのです。
新人の皆様にも長くおつき合いができていくような人間性を養っていただければと願っています。皆様もどうぞ、久しくして敬す、久敬を大切にしてください。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
心華寺の桜です。






愛媛県八幡浜市の「農業生産法人株式会社一生園」のOさんから「船長さんのネーブルオレンジ」という素敵な名前のお供えが一箱ありました。Oさんありがとうございます。


今日近所に用事で自転車に乗って出かけた帰りに、ご近所のIさんがお家の前でお花のお手入れをしていましたのを拝見して立ち寄らせていただきました。
Iさんは毎週、寒い日も暑い日も年中「ローソク立て」「水掛辯財天様」のお掃除をしてくださいます。ありがとうございます。感謝いたします。
Iさんのお人柄が出ている美しいお花です。Iさんおじゃましました。ありがとうございます。