予め

おはようございます。

二泊三日で昨日の夕方まで行われました「28年度入社、ニプロ株式会社様第一陣・新入社員研修」「28年度入社、株式会社ニチホス・新入社員研修」受講生の皆様ありがとうございます。真剣に取り組んでいただき感謝致します。
慣れないこと、強制的に感じられること、すべてに於いて矛盾を感じての研修だったと思われた中で、真っ正面から受け止めてくださり、講話の中でもお話ししました「覚悟」というものがどのような感じであるのかが、おぼろげながらでも感じていただけたのではないでしょうか、ありがとうございます。どのような中に置かれたとしても、自分を見失わないように、これからも修練ください。
昨日心華寺を下山いただきました時点から実践、というよりも修練しているときが実践であるとの自覚をお持ちいただけたと思います。
事の成功不成功の大きな要因は「何事を成すに於いても、準備、予(あらかじ)めすること」が成果を収め易いのだと、「中庸(ちゅうよう)」にあります。中庸にこう説いています「凡(およそ)そ事 予めすれば則ち立ち、予めせざれば則ち廃す。言(げん) 前に定まれば則ち跲(つまず)かず。事 前に定まれば則ち困(くる)しまず。行 前に定まれば則ち疚(やま)しからず。道 前に定まれば則ち窮(きわ)まらず。」
じっくりと読みますと何を言っているのかは理解できると思います。いくら知識を知識としたとしても、「目的、的(まと)がしっかりしていなければ、力も発揮できず何事も成就しない」といっているのです。
事前に熟慮して準備を綿密に整えれば、成果は収め易いが、さもないと多くの場合、失敗に終わるというのです。
たとえば、何かしゃべろうとする場合、前もって充分腹案を立てておけば、いざ口を開いた場合、言い損じる恐れがないのです。同様に何かやろうと事業を考える場合、予め周到に立案してあれば、困難に遭遇して躓(つまず)く恐れも少なくなります。また、ある行為についてのプランがよくねられていれば、心に不安を懐(いだ)くことがなく、正々堂々とプラン通りに行うこともできるのです。また行くべき道が予め選択されている場合には、その道を歩んで窮まる所を知らないのであるというのです。
何(いず)れも、予め熟考修練する態度のお陰で、人生の種々な時と場合に臨んで、困難を切り抜け、功を成すことが出来る可能性を高くするのです。これも「覚悟の一つの行動」であります。
不確実な人生だからこそ予めすることで確かな人生を確立できるのです。皆さんしっかりと日々修養し、予めする人生をお送りください。
今夜は「にんげん学」一宮講座「新・論語を読む」、明日は東京講座「論語を読む」です。予め「如何(いか)に在るべきか」の学びをご一緒に音読しましょう。
 
世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
桜の光背も緑がかってきました。


昨日は雨でしたので屋内での記念写真です。ニプロの皆さんとご一緒に。


ニチホスの皆さんとご一緒です。

皆さんに皆さんの前で宣誓です。









ゲームの個人優勝者です。私の万年カレンダーを差し上げました。

グループ優勝者代表です。