知るを楽しむ

おはようございます。

今日はこどもの日です、子どもは「国の宝」大切に育てましょう。子どもを大切にすることは、「人を大切にする」ことです。当たり前のことです、慈悲・仁愛の心で人様に接しましょう。大人同士が人を大切にし合えば自然子どもは豊かな心になり、素晴らしい人生を送れるのです。人様を大切にしましょう。
「子曰わく、学びて時に之を習う、亦説(またよろこ)ばしからずや。朋遠方自(ともえんぽうよ)り来たる有り、亦楽しからずや。人知らずして慍(うら)みず、亦君子ならずや。」
一昨日は故郷の同級生のWさんご夫妻、昨日は「にんげん学」東京講座へご出席のHさんご夫妻と二日続けて論語の冒頭を飾る学而第一、一条を思い起こす楽しい思いをしています。先日の新入社員の皆さんの時も同じ喜びを覚えました。
「大いに学び、適切なタイミングでそれを実践できれば実に気分がよい。遠方の友や、意見の違う人とも語り合えれば、楽しい気持ちになる。周りの人がわかってくれなくても気にしない。これこそ立派な人だとおもわないか。」という意。
知ること学ぶ事は自分のためです。人様に勝つためではありません、人様に勝たねばなどと思って勉強などすれば、続けられません。「心ここに非ざれば、見れども見えず、聞けども聞こえず」です。続けられないのはまだしも、学ぶ意欲を自分から失わせるような生き様としてはなりません。
知るを楽しむ姿勢が勉強を楽しくさせるコツ」です。このように感じられるようになるには、毎日習うこと、時に習うことです。一句ずつ読みますと、「師や本を通して知ったことを実行できたときの快感が学ぶ上での喜びだ」と言っているのです。
そして、「朋遠方自(ともえんぽうよ)り来たる有り」は、物理的な遠さだけでなく、「考えの異なる人」「いろいろな考えをもつ友人と議論することは、自分の思考を深めるのに大いに役だってくれるのが楽しい」ともいうのです。
最後の「人知らずして慍(うら)みず」という言葉は、単に謙虚なだけではなく、「いつか自分が認められる日がくるはずだと信じている言葉」です。これは「孔子の自負だったのでしょう」。私も僭越なことですが、このように考え日々学んでいます。
たとえ、最後まで日の目を見ることがなかったとしても、最初から内向きな気持ちでいてはいつまでたっても学ぶことを楽しむことはできません。「自分が知らないことを知る」というのは、「大変楽しいことだ」と孔子は教えるのです。
何のために勉強しているんだろと悩み、行き詰まっている方がありましたら、一緒に「心学を修めましょう」。孔子のこの大らかさを学べば豊かな気持ちになれるのです。そんな思いを昨日、一昨日と味わえる幸せな日でした。身体を休める休日は私にはありませんが、心のホッとする休日を味わっています。学んでいろいろな場所で実践し、修正できる楽しみは最高です。人生悲喜交々(じんせいひきこもごも)があって楽しいのですよ、一時は悲しかったりもしますがね?。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
私たちは熊本・大分地震の復興支援を応援します。ボランティアの皆さんお休みの中ご苦労様です。お気をつけてご支援ください。ありがとうございます。
観音様の桜の光背、青葉になりました。

「にんげん学」東京講座へご出席のHさんご夫妻がご来寺くださいました。Hさんありがとうございます。



昨日の夕日です。