基本

おはようございます。

「にんげん学」東京講座ご出席の皆さんありがとうございます。銀座での第二回目の勉強会少しなじみました。慣れないところでやるというのもいいものです。別な緊張感があります。
どこに行っても動じないということも大事なのでしょうが、鈍感はいけません。慣れは余りいただけないもので、物事を見落としてしまう自分を作ってしまいます。同じ事を同じ場所で行うには、やはり意識して新たな気持ちで行うことが大事です。マンネリになるからです。緊張感がなければ、良いオーラが出せず、悪いオーラが出てしまいます。それを第三者は察知して人様が寄りつかなくなるのです、いわゆる覇気(はき)・活気がなくなる、ご用心ください。
来月は6月3日(金)です。又お会いできますことを楽しみにしております。お大事にお過ごしください。
昨日学びました論語、子張(しちょう)第19、13条、これは指導者と言いますか、上に居る立場の人が気をつけなければいけない教え、特に私。「子游(しゆう)曰く、子夏(しか)の門人小子(しょうし)は、洒掃(さいそう)・応対・進退に当たりては、則(すなわ)ち可なり。抑(そも)そも末(すえ)也。之(こ)れを本(もと)づくれば則(すなわ)ち無し、之れを如何(いかん)と。子夏(しか)、之れを聞きて曰く、噫(い)、言游(げんゆう)過(あや)まてり。君子の道は、孰(いず)れをか先(ま)ず伝えん、孰れをか後(のち)に倦(う)まん。諸(これ)を草木に譬(たと)うるに、区(く)して以(もっ)て別(わか)る。君子の道は、焉(いずく)んぞ誣(し)うべけん也。始(はじ)め有り卒(おわ)り有る者は、其れ惟(た)だ聖人乎(せいじんか)。」
意は「子游(しゆう)が、子夏(しか)の門人の年少者達を批評して、彼等は、洒掃(さいそう)(水をまいて掃き清めること)とか、応対(人の呼ぶに応じ、問に答える)とか、或いは坐作進退(ざさしんたい)(立ち居振る舞い)とかの、いわゆる小節に当たっては、まず相当に出来ている。しかし一体、そのような事柄は、さして心を用いるにも当たらぬ末(すえ)のことである。ところで、人間としての根本はどうかと、その点に立ち至って見ると、彼等はさっぱり出来ておらない。これはどうしたものであろうかと、若干非難めいた事を言った。子夏はこの評語を聞いて、ああ、それは全く言游(げんゆう)(子游の名)が間違っている。すべて教育にはこれを施すに先後(せんこう)がある。君子の道を伝える場合には、いかなる人にいかなる事を最初に伝うべきか、或いは後から伝うべきかにつき、おのずから順序次第を考えねばならぬ。人材の高下、賢不肖(けんふしょう)の相違によって区別して行かねばならないのである。例えば、草木の場合でも、松は松、杉は杉と、その材に応じてそれぞれ区別して植えて行かねばならぬと同様である。かかる訳であるから、君子の道の伝え方は、決してその順序を誤り階段を飛び越してなすべきではない。教育の先後順序を誤るのは、君子の道を誤るものである。自分が門人の青年達に、洒掃・応対・進退の小節を教えたのはそのためである。言游は我が門下を批評して、「之に本づけば則ち無し」と言ったが、教育の方法について始めもあり終わりもあり、本もあり末もあって、真によく教育を完成し得るのは、ただ聖人のみのよくなし得るところである。それをあらゆる人に望むのは、望む人の誤りである、と言って、その所信を明らかにした。」
私たちは人を導きたいという思いが強いばかりに「先後順序」を見誤ってしまう、「賢不肖」を確かにしていないことが多くあります。ただ自分の思いだけで「できるはずだ」と思い込んでしまうのです。昨日も「聞く力」「考える力」「気づく力」の三要素の大事を書きました。この条も同じです。
自身の言っている言葉、教えがいくら正しくとも、相手があるということを忘れてはいけないのです。それ以上に聞く耳を持たないことが最もいけません。
今日はNPOこころのはな「第1回・不登校・ひきこもり交流会」。
〜”こころのはな” あなたの居場所作り〜。午前10時30分〜。を行います。心華寺(NPOここ ろのはな内)の茶室で宇治の銘茶、お薄をいただきゆったりと楽しい歓談の一時、お互いに心の思いを語りながら心地良い時を過 ごしませんか。愛情込めてにぎりま した、おにぎり弁当を皆さんとご一緒に食べて、心と体に栄養を与えましょう。皆様のご参加をお待ちしております。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
私たちは「熊本・大分地震」の復興支援を応援します。ボランティアの皆さんご苦労様です。気をつけて作業お手伝いしてください。感謝いたします。
Mさん毎月お花をありがとうございます。それと皆さんからのお茶菓子です。皆さんごちそうさまです。