生滅があってこそ

おはようございます。

昨日定期検診に行きました。一病息災とはいえ、身長、体重を測ったりするだけでも年令を感じないわけにはいきません。Kさんからいただきましたコメントのお返事に、「生滅こそ生命の躍動」と書きました。
江戸中期の画家・若冲(じやくちゆう)の絵に、うなってしまうほど好きな絵があります。それは「枯れた蓮と、咲いている蓮の花が一緒に描かれている絵」。生死、生滅があってこその花であるというのでしょう若冲は、「滅があってこその生」「生があってこその滅」。般若心経の「不生不滅(ふしようふめつ)の世界。」
成功だけを望んでいる人の考えはどこか虚しいものがあります。成功の裏に失敗がたしかにあることを知っているのが真の成功者ではないでしょうか?、わかりませんが、私はそのように思うのです。定期検診を受け、しみじみと次の生へ向かっていることを感じています。負け惜しみではありませんが、楽しみでもあるのです。
今、節々が痛みます。フランスの印象派の画家ルノアールは晩年私と同じ「間接リウマチの痛みで腕に板をくくりつけ、絵を描いたそうです。」それほど絵を画くのが楽しかったのでしょう。そして痛みを超えた情熱で「新たな境地を切り開くことが楽しかったのでしょう。」
王陽明(おうようめい)(中国・明代(みんだい)の儒学者)は、知行合一(ちこうごういつ)を説きました。「生来(せいらい)の道徳的判断力を発揮せよ」と説いたのです。人間は教えられずとも、「やらなければいけないのか、どうかはわかるもの」「教えられずとも善悪は具わっているもの」としたのです。その「心を大切にせよ。」と。
誰でも体調に変化は出てきます、それも衰えという生命の大いなる躍動。「○○が悪くなったから」「○○がだめになったから」という理由で「心の思いを棄てるようではいかんな」と電車に乗り微睡の夢の中で先人の歩み、来し方、あり方を思いながら帰ってきました。
先人の偉大な史書はありがたいものです。生滅の相から新たな希望をかき立ててくれるのです。今日は先人の遺徳(死後にまで残るその人の人徳。後世にのこる恩徳)を味わって過ごしてみてはいかがでしょうか。何か心に響く言葉に出会い、人生を大きく変えるかも知れません。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
私たちは熊本・大分地震の復興支援を応援します。ボランティアの皆さんご苦労様です。お気をつけてご支援ください。ありがとうございます。
一昨日「にんげん学」京都講座へご出席のHさんのお住まいの亀岡で名物の「竹の子寿司」をいただき、昨日ちょうだいしました。小豆ご飯で薄い甘味をつけ竹の子も薄く味つけをした、絶妙な言葉にできない美味しさがありました。Hさんごちそうさまでした。


昨日の夕景と、ひまわりに声をかけられました。








皆様のご来場ご協力をお願いします。

先日6月10日に愛知県春日井市のオールドレイクゴルフクラブで行いました、中部地区・心に華を咲かそう会第14回「チャリティゴルフコンペ」で沢山の皆様からお寄せいただきました寄金を中日新聞社を通しまして「熊本・大分地震復興支援金」としてお渡ししました。
今日発行されました新聞に掲載されましたのでご報告いたします。皆様のご協力に心より感謝致します。ありがとうございます。   合掌