満足を知れ

おはようございます。

久しぶり7時過ぎまで休んでいました。逆にだるさを感じましたが、シャワーを浴び頭を剃りスッキリとして書き込みを始めました。
昨日、お昼前に愛宕寺に週まいりを69年続けておられます、90才のTさんにお目にかかり元気をいただきました。私が山形の実家で1才の時にお舅さんから導かれ最初に愛宕寺におまいりに来られたそうです。「仏縁の不思議」「お導きの偉大さ」。今更ながら「仏縁を大切にするには日々の在り方を大切にしなければと感謝しました。」
Tさんはご近所でも篤信家として有名。朝ご先祖様への読経をしますと、ご近所の方は時間がわかるそうです。毎日同じ時間にお勤めをなさる、ルーティンがしっかりしているのでお元気です。お若いときはお仕事でも成功なされていたことが肯けます。お勤めは「尊敬すること」ということを大切に思い実践されています、善因善果です。
愛宕寺も本堂が2階、Tさんの張りのある良いお声が階下の私の部屋まで響き聞こえてくるのも驚きで感動です。日々のお勤めの成果でしょう。見習うことばかりです。それと「お顔がきれいで笑顔が輝いているのが又素敵です。」「謙虚で控えめ」他にも沢山感心することばかり、私のお手本、ありがたい。人生観を確かにできる、嬉しいことです。
昨日書きました「ご先祖様から子孫へと脈々と受け継がれる命の線上にある存在の自覚」。「命脈を絶つような生き方、在り方をしてはならんとしみじみと思い知った」ことでした。「子孫の繁栄の命脈を切るようで在ってはならんと肝に銘じました。」皆さん「一日一生」日々を大切にしましょう。
そして「にんげん学」小倉講座ご出席の皆さんありがとうございます。老子46章「満足を知れ」という教え、難しいですね、私たちには飽くなき向上心というものが具わっています。この向上心と「欲を混同しないこと」が肝要だと老子は説きます。
「人生の難問すべてを解決する方法」「欲と混同しない方法」それは「宇宙につながること」その、つながる心が「足ることを知る」ことであると老子は諭します。欲が「人生の難問を引き起こしているのだ」と教えます。
自然破壊や戦争、人心の荒廃など、現代社会の最大級の問題、国の財政難も欲からです。近世以来の所有、利潤追求、競争を善とする価値観から生まれている、これらの価値観は、人間に欲があることを前提とし、欲をエネルギーとした理論です。
欲はまた、個人の人生をも蝕(むしば)みますし、家庭も、国も蝕んでいきます。プラス思考かマイナス思考かによって人間は大きく変わりますが、「マイナス思考の裏には、欲があるものです。」おみくじが小吉で、喜ぶ人もいれば「小吉か・・・」と「落胆する人もいます。」後者にはよいくじに当たりたいという欲があり。恋人ができて不安の心理が強まるのも、その奥に欲としての愛が潜んでいます。欲は必ず、天が与えた幸福の種を崩壊(ほうかい)させます。くわばらくわばら。
個人も社会も、「足るを知る心が必要な時代」でしょう。しかし、私たちはどうしたらそこに至れるのでしょう。自制心のみで、果たしてそれが達成されるのでしょうか?。それは難しいでしょう。
やはり、自然循環のペースで一緒に歩むことです。宇宙大の至福の領域であるTaoは、人為的な意志力を要求しないで、これを達成する唯一の道です。それは、最も人間らしい人間を創り、社会を変える力となるのです。なぜなら自然、Taoは己の存在だけの欲は存在しないのです。Taoが栄えれば共に栄え、共に滅びると教えています。
身近なことを例に挙げれば直ぐ解ります、いくら商売を繁盛させたいと願っても、周りの他の人びとが繁栄していない限り、商売の繁盛はあり得ないのです。共に何ごとも在るのです。この事実を知った私たちは「どうあるべきでしょうか?」、当然「共存共栄」です。
「足るを知るの足るは、常に足る」ことを知れと老子を教えます。「分相応に在りなさい」ということです。「自ら難しく生きるのはヤメよ、悩みを抱え込むのはヤメよ」「一人だけ栄えるなどあり得ない愚かなことを考えるな」、と老子は教えます。
「満足することを知らない心ほど、大きな災いをもたらすものはない」のです、皆さんも今悩んでいる事があれば、「悩みや災いを静かに振りかえってみては如何でしょう?」、その因はどこに在るのか?。欲に在るのかもしれません、であるならば今手にしているものを放しましょう。
今夜は「にんげん学」神戸講座「論語を読む」、論語は秩序を正せと教えます。背伸びして秩序を乱してはならない、意欲を持って勇気を持って仁を歩みなさいと。そうすることで、己も周りも豊かになるよと、会場でお待ちしております。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
私たちは「熊本・大分地震」の復興支援を応援します。ボランティアの皆さんご苦労様です。気をつけて作業お手伝いしてください。感謝いたします。
Mさん毎月お世話、お花ありがとうございます。

懇親会です。チーズホンデュのお店、皆さん遅くまでありがとうございます。