足りることを知る

おはようございます。

三日間の連休を終え今日から仕切り直し、暑いですのでじっくりと歩みましょう。じっくりと歩むにはやはり一番いいのが「小欲知足(しょうよくちそく)」の在り方です。欲には限りがありません。小欲知足でさえいれば、自然に満ち足りるものです。道理とはそのようになっているのです。人欲が不足を感じさせるのです。
先日も書きました。情欲は私たちに具わっている自然なもの、それは惑うためでも、迷うためでもなく、豊に生きるために具わっているのです。
写真を撮るようになって、この小欲知足が現実的に理解できたように思います。景色を眺めているだけ、撮っているだけで幸せなのです。わが物とせずとも、幸せなのです。
それを仕事や人生に置き換えてみれば直ぐ分かるのではないでしょうか。行動したことで何か「報われたい」「手に入る」「こうでなければならない」と考えたときから苦悩が始まるように思います。掃除をして仕事をして庭がきれいになった、お祈りさせていただき、人様が喜んでくださる、外に在る者を尊び喜ぶ、これが幸せではないでしょうか?。
外に在る者をわが物としなければ、と思い考えたときから苦悩に生まれかわるのです。
私たちは何にでも手を合わせます、それは見る、聞く、触れる、味わう、体感するものはすべて私が作ったものではなく、「お陰の世界、天地自然からの賜物」だからです。贈物と自覚したときからすべてが「私の為の存在」「私が喜ぶために多くの方が手塩にかけてくださるという感謝となるのです。」
外の世界に惑わされるのではなく、外の世界を生かすとはこのようなことでもあるのではないでしょうか?輝いている人を見れば幸せになります、そして少しでも真似よう学ぼうと思える幸せです。美味しい食べ物に出会えば作って下された方(生産して下された方、調理して下された方等々、そして出会いを作って下された多くの人びと)に感謝です。
勉強や真理を伝えて下されたことに感謝し、それを学び行動とさせていただくだけで、友だちの輪、活躍できる場が広がるのです。これ以上のものを望んだのでは罰が当たります。祈ることを知り日々お勤めをさせていただくことができたからこそ多くの不思議なめぐり会いをいただいたことに感動する日々です。小欲知足でじっくりと歩んでまいりましょう。
偏らない楽しい人生となりますように、今日も周りの素晴らしい人びと、景色に触れ感謝しましょう。穏やかな一日となります。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
私たちは熊本・大分地震の復興支援を応援します。ボランティアの皆さんご苦労様です。お気をつけてご支援ください。ありがとうございます。
※今朝の朝焼けです。