問えるのは責任を確かにしているから

おはようございます。

「にんげん学」東京講座ご出席の皆さんありがとうございます。各地でも同じ事ですが、年12回、もう10回済んでしまいました。残す2回是非ご出席ください。来月の東京講座は4日(金)です。
昨日学びました論語、堯曰(ぎょうえつ)第20、2条「子張(しちょう)、孔子(こうし)に問(と)いて曰(いわ)く、何如(いか)なれば斯(こ)れ以(もっ)て政(まつりごと)に従(したご)うべき。子曰く、五美(ごび)を尊(とうと)び、四悪(しあく)を屏(しりぞ)くれば、斯(こ)れ以て政(まつりごと)に従(したご)うべし。」後略。
意は「子張が孔子に向かって、いかなることが出来るようになれば、政治に従事することが出来ましょうか、と質問した。これに対して孔子は、五つの美しい徳を貴び行い、四つの悪い行いをしりぞけ行わぬようであれば、政治に従事させることが出来よう、と答えた。」
孔子は人のことを云々することや、批判することをとても嫌っています。私も政治には門外漢ですが、昨今の政治家の動向を拝見していますと、上記のような質問、「政治家としてどうあるべきかを学んでから従事していただきたいと願ってやみません」。次に「五美」とは何でしょうか?と問うています。
「子張(しちょう)曰(いわ)く、何(なに)をか五美(ごび)と謂(い)う。子曰く、君子(くんし)は恵(けい)して費(ついや)さず。労(ろう)して怨(うら)まず。欲(ほっ)して貪(むさぼ)らず。泰(たい)にして驕(おご)らず。威(い)あって猛(たけ)からず。」
意は「子張が更(さら)に、然(しか)らば先生は何を五つの美徳といわれるのか、と尋(たづ)ねると、孔子は、君子は民に対して恵み深いが、さりとてそのために自分の富を無駄に浪費することがない。又君子は民に骨折りを命じて仕事をさせるが、そのために民から恨(うら)みを受けるようなことがない。又君子は欲望を持ってはいるが、さりとて他人の物をむさぼり求めることがない。又君子はその態度がゆったりとして大きいが、さりとて人におごりたかぶることがない。又君子は自然に備わる威厳はあるが、さりとて他を害(そこな)う猛々(たけだけ)しい強さはない。以上の五つが自分のいう五美である、と答えた。」
初めの、恵(けい)して費やさず、労して怨(うら)みずの二項は、民を治める場合の直接の戒めであり、以下の三項は、治(ち)に臨(のぞ)む人の心持ち、或いは態度でありますが、その心持ち・態度が備わったとき、自然民を治めることが出来るのであるから、これらを合して政治に従う場合の五美として述べたのです。
如何でしょうか?、地方の政治家から国会議員の先生方に「恵して費やさず」という教え、言葉を確かにしていただきたいものです。税金の無駄遣いのように感じるのは私だけでは無いと思います。この条は政治とはいっていますが、経営や家計のことも同じです。四悪は明日書かせていただきます。
今日は五美について考えてみてください。素晴らしい一日でありますよう。明日は第二日曜日ですので心華寺「水子供養祭」です。午前10時から厳修いたします。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
私たちは「熊本・大分地震」の復興支援を応援します。ボランティアの皆さんご苦労様です。気をつけて作業お手伝いしてください。感謝いたします。
☆「にんげん学」東京講座ご出席ありがとうございます。Mさん毎月きれいなお花感謝いたします。

懇親会です。

場所がおそば屋さんですので〆に辛み大根おろしソバをいただきました。