四悪を退ける

おはようございます。

東京への行き帰りはあいにくのお天気でこの度は富士のお山を拝むことができませんでした、何かしら忘れ物をしたような感じです。雲の中に隠れているだけで、その存在は確かなのですが、やはり拝みたいという気持ちが正直です。
今朝はどしゃ降りの雨、開門するとき全身ずぶ濡れ、数日前から京都のNさんが朝護摩のおまいりと、作務をしに来てくれています、今日もどしゃぶりの中でも作務ができるようにと、カッパをお持ちになるという準備の良さできてくださいました。感心致します。
昨日の続き、四悪を書きます。日々の在り方、日課、日々の徳目、習慣は第二の天性。そのためにも子張は問うのです。
「子張曰(しちょういわ)く、何(なに)をか四悪(しあく)と謂(い)う。子曰く、教えずして殺す、之(こ)れを虐(ぎゃく)と謂う。戒(いまし)めずして成(な)るを視(み)る、之れを暴(ぼう)と謂う。令(れい)を慢(みだり)にして期(き)を致(いた)す、之れを賊(ぞく)と謂う。之れを猶(ひと)しく人に与(あと)うる也(なり)。出納(すいとう)の吝(やぶさ)かなる、之れを有司(ゆうし)と謂う。」
意は「次に子張は、先生のいわゆる四悪とは、何をいわれるのであるかと、その説明を求めた。これに対して孔子は、下のように説明した。孔子言う、民が正道をふまず、邪道にふみ迷う大半の責任は、為政者たる君子が、民を教えない結果である。かくの如く、君子が平素、民を教育することをせずして、罪を犯した後にその民を殺して行くやり方(孟子は、これを民を網するという(何が善悪かを教えずにして罪を犯したからと捕らえること))、これを虐(ぎやく)(残虐、しいたげること)という。
又何事を民に命ずる場合でも、平素これについて警告し、戒告し、注意を促せば、自然成績も上がるものを、その平素の戒めを怠りながら、俄(にわか)に成績を示せと民に迫るやり方、これを暴(ぼう)(乱暴)という。
次に、命令はいかにもゆるやかにしておきながら(いいよいつでも、などといっていながら)、その最後の期限を厳重に責め立てる。(たとえば納期の時期或いは仕事の完成などを命ずる場合に、その命令を発する際はいかにもゆるやかにしておいて、最後に至って俄にその時期を厳重に責め立てる如き)、これを賊(ぞく)(残賊、民の生活をそこなうこと)という。
又どうせ人に社員に与えねばならぬ物であるにもかかわらず、その物を与える場合に、出ししぶりにしぶって、いかにもけちなやり方をする(最初は気前の良いこといいながら、出し渋る)。これを有司(ゆうし)(小役人根性)というので、以上の四つが四悪である、と。」
いかがですか皆さん、上記の四悪を退けることがリーダーとして大事なことです。リーダーにかかわらず、人間として大切な思考行動でしょう。「物わかりが良いような話しぶりをしながら、自分の都合で人に対することの戒めです」。このような態度で人に接する人はけっこう多いものです。重々戒めるべきでしょう。
三連休の真ん中ですが、今日は雨ですので考えるには良い日かもしれません。五美、四悪をじっくり考えてお過ごしください。
今日午前10時より心華寺「水子供養祭」です。あなたしか知らない水子様です。是非おまいりください。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
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☆神秘の雲