自分に厳しく他に寛大

おはようございます。

昨日午前10時から今日午後15時まで行われますCMA様主催「ダイキン・コンシューマ・マーケティング株式会社管理職研修」1泊2日。ご参加の皆さんごくろうさまです。僭越な言葉ですが不慣れなことを体験いただき、日常への感謝を再確認いただければと思っています。
革新や新しい事へのチャレンジは正直難しいものです。私が修行していたとき、師匠の命令一つ、常に新しいことにチャレンジさせられました、「流れない水は腐る」の喩えの如く、次から次へと課題を与えられました。それは師匠の答えに答えるのではなく、「物事にどう対応するか?姿勢を問われていた」「問題意識を常に持てという教えだったようです」。
私たちは結果、成果を出すことはもちろん大事です。上の立場になり、先輩になりますと、命令指示はするものの、行動することを忘れますと、人間どのようになるかといいますと、「人を責めるようになる」のです。ただただ結果だけを求めるという我欲の為(な)せる業(わざ)がそのような言動となるのです。これでは良い人間関係は生まれませんし、部下の方や後輩の方が良い仕事ができるはずもないのです。それ以上に人材として育ちません。
論語、衞霊公(えいれいこう)第15、15条に「子曰わく、躬自(みみずか)ら厚(あつ)くして、薄(うす)く人を責むれば、則(すなわ)ち怨(うら)みに遠ざかる。」訳、「自分に厳しく、他人に優しく寛大に接すれば、対人関係の怨みごとは生まれないだろう。」
孔子の言葉、いかがです?難しいことではありますが、心がけるべきです。これは「相手を思いやって、人の失敗をゆるすこと」です。世間には「自分に甘く、他人に厳しい人は沢山います」。
自分の間違いは簡単に許しても、「他人の失敗は絶対許さないという人は、誰からも信用されません」し「怨まれるのは当たり前です」。
また、「自分にも他人にも厳しい人は、一見、人から信用されているように見えますが」「その厳しさに不平不満をいう人が現れます」。
自分に厳しい人は「とかく他人にも厳しくしてしまう」のです。「自分は正しいことをしている。間違ったことはしていない」という「自負があればあるほど、他人にきびしくなり」、「どうしてできないのか?」と反対に「相手を責めるのです」。
「水清ければ魚棲(うおす)まず」という諺(ことわざ)があるように、あまりに正しく清すぎる人は、かえって「人に親しまれないのです」。これは悲しむべき事です。
「前者は人から怨まれるし」、「後者は人を怨んでいる」。共に悲しい、これでは、よい人間関係は作れない。
孔子は、怨みごとや、愚痴から解放されるのは、「相手を許す心を持つことが必要だ」と教えています。
人は誰でもミスを犯します。私も同じです。ミスを犯さない人などいないのです。「ミスを犯さないという考え方がすでにミスなのです」。
だからこそ、「相手を思いやって許すということが大事です」。ただし、「相手のことを許すかわりに自分を甘やかしては何の意味もない」ことは言うまでもありません。
私が最近心がけていること「自分は自分でしっかり正しいことを実践する」。その上で「できない人を許す」ということです。そうでなければ「人は育たない、育てられないのです」。いかがでしょう。研修生の皆さん下山まで精進ください。皆さん今日は「許す」ことを考えてお過ごしください。
枚方のNさんが昨日はご夫妻が共に休日ということでお二人でお掃除のご奉仕に、今朝は又Nさんお一人でご奉仕下されています。ご本尊様の化身です。ありがたいことです。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
私たちは熊本・大分地震の復興支援を応援します。ボランティアの皆さんご苦労様です。お気をつけてご支援ください。ありがとうございます。
☆一昨日「にんげん学」京都講座へ出る前に撮りました。自然は私の心を癒してくれます。