日常茶飯

おはようございます。

研修のカリキュラムの大切な一つ「茶礼(されい)」があります。「お抹茶、お薄を一服」、茶道の話しをさせていただいています。
外でお茶をいただくことは「日常茶飯事(にちじょうさはんじ)の延長線上」。研修では「食事作法の指導」も。何で?と感じられる方が多くおられますが「緊張感を以て礼儀正しく」となれば別の意識が生まれます。
日常茶飯事はどなたでも毎日繰り返します。だからこそ日常茶飯事に対する姿勢がその人柄を観るのに一番適しています。日常茶飯事は「命・性」といっても過言ではなく、その姿を観れば大凡(おおよそ)人生に対する姿勢、人柄も読み取れます。
孔子は「天性から立派になる人は多くないと明言」、「習慣は自然の如し」と孔子は言い、「習慣は第二の天性とも」、だからこそ、あんな風に美しくなりたいと「習い慣れる意識、意欲が大事だ」と教えています。
他の人のお茶をいただく姿、食事をとる姿は誰でも察することができます。意識して観ていますと人様の姿を観て、お手本としたいと思える人と必ず出会います。又当然のその逆もあります。
「日常生活、日常茶飯事の中、努力することなく、良い習慣を継続していくと、自然美しく振る舞えるようになると孔子は言うのです」。
継続すればいいとは誰でもが知っています。それができないのはなぜ?でしょう?。修養を別にしようと考えるからです。それが根本的に誤っているのです。
「日常生活は繰り返しです」いわゆる「習慣」。だからこそ「日常茶飯事」において、「さりげなく身につけることがいい」のです。だからこそ私たちは「日常の暮らしが一番の修養と考え、命の根本である日常茶飯事を大事にする、生活を大事にするのです」。
お茶、食事いろいろな現実に対したおり、「日常の物事に対する尊敬と感謝の思い」が、その人の雰囲気、人柄と成って人様に良い印象を持っていただけるようになるのです。
それらは何も特別に行ってやっているのではなく、日常の出来事としてやるからこそできるのです。皆様も大事にしてみてはいかがでしょうか?。どのような日常茶飯事かがお知りになりたければ、是非一度ご来寺ください。そして日々の暮らしの中に取り入れて日常としてください。今日は日常茶飯事を大切にする思いを意識して過ごしてみてはいかがでしょうか?。日常の思いが自分の性格、行動を作るのです。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
私たちは熊本・大分地震鳥取地震の復興の支援を応援します。ボランティアの皆さんご苦労様です。お気をつけてご支援ください。ありがとうございます。