疾風に勁草を知る

おはようございます。

今朝は夜半からの雨が降っています。今年は雨が多いようです、行者。誠澄に試練を与えているようです。そして皆様への加持力が高まるようにとのご神仏から送られるパワーかもしれません。
昨日午後3時に下山しましたCMA様主催「ダイキン・コンシューマ・マーケティング株式会社管理職研修」参加者の皆様ありがとうございます。冷たい中素足でさぞかし辛かったことでしょう。「やらされる辛さ」「受け身のしんどさ」心中穏やかではなかったのではないでしょうか?お察しいたします。
皆様の素直さに大変助けられました感謝致します。きっと理不尽だと感じられたのではないでしょうか?理不尽に感じられることが人生上でも仕事上でもこれからも何度も体験します。そのときに自分を確かにしていなければ、人を怨み、周りを怨み、自分を見失うという最悪な事態を招く可能性もあります。ご精進ください。
程度はありますが、理不尽を感じたとしても、精一杯誠意を尽くしてください。誠意を貫きますと理不尽を感じるような状況が減じ、周りに力を合わせて進もうとする同志が現れます。そして新たな展開がもたらされます。誠意を尽くせば、人生とはこのように素晴らしい人との出会いをセット、新たな展開がもたらされるのです。
「疾風(しっぷう)に勁草(けいそう)を知る」という言葉。この言葉は「私に大きな人間としての示唆を与えて」くれました。意は「困難や試練に直面したときに、はじめてその人の意思の強さや節操の堅固さ、人間としての値打ちがわかることのたとえ」の言葉です。
困難に遭ってはじめてその人間の本当の価値、本当の強さ、人間性が分かるということです。また「困難がその人間の奥底に秘める意志や信念の堅固さを見分けるということでもあります」。
疾風は激しく吹く風のことで、勁草は強い草の意味です。激しい風が吹いて初めて強い草が見分けられることから。この言葉がうまれたのです。
ですから、現実に厳しい問題が起きたときに初めて人間としての真価が分かるのです。誰しも困難や厳しさを自ら招こうなどと考えてはおりませんが、困難や厳しさに直面するときがあるものです。時にどう在るべきかが自分の真価であることは間違いがないのです。
出典は後漢書(ごかんしょ)の王覇伝(おうはでん)。「後漢光武帝(こうぶてい)が初めて義兵を挙げたとき、旗色が悪くなってくると帝に従っていた者たちは逃亡していき、最後まで残ったのは王覇だけであった。そのときに帝が王覇に言った言葉が「疾風に勁草を知る」です。
会社やチームが困難に立ち至ったときの動向が人間の誠を知るということです。良いときは随っているが、風向きが悪くなってくると、いつの間にかいなくなる、利害で物事を考えていたということでしょう。
安定しているときは感謝もなく、不安定になれば不平を言うような人間性を養ってはいけません。
自分に従って来た者達が次第に離散していく状況に光武帝が慨嘆(がいたん)して述べた言葉といわれています。
研修生の皆さん必ず人生は困難な状況に出遭います。その時にどのような行動をとるかは自分次第であることを知り、普段から心を練ることを忘れないようにしましょう。でなければ、自分が助けて欲しいと願ったとき、周囲の誰もいないという最悪な状態を招かないとも限らないのです。日常の「心のあり方をしっかりと考えるべきです」。
ダイキン・コンシューマ・マーケティングの皆様、本年度6回の研修を実施、全社員の皆様にご参加いただき感謝致します、ありがとうございます。心華寺で感じました一つを日々修練いただきますよう。ありがとうございます。
今日は週末です。一週間の反省を確かにして、辛抱が足りなかったと思われる箇所をピックアップしてみてください。   

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
私たちは熊本・大分地震鳥取地震の復興の支援を応援します。ボランティアの皆さんご苦労様です。お気をつけてご支援ください。ありがとうございます。
ダイキン・コンシューマ・マーケティングの皆様研修ありがとうございます。皆様のご活躍をお祈り致します。




日本一美味しいミカン作り農家、愛媛県八幡浜一生園Oさんから「心華寺の木」の初摘み取りの奉納ミカンが届きました。農園のミカンの最初の摘果が心華寺の木からという心にご神仏の加護もさらなるものがありましょう。Oさんありがとうございます。お供え致します。