立志

おはようございます。

昨日は冷たい風の強い日でした、北風も必要なのでしょう、自分の身に不都合だからと言って文句を言っては罰が当たります。今朝も風はありますが随分と楽です。
佐藤一齊(さとういっさい)の「言志耋録(げんしてつろく)」に「私欲の制し難きは、志の立たざるに由(よ)る。志立てば真に是(こ)れ紅炉(こうろ)に雪を点ずるなり。故に立志は徹上徹下(てつじようてつげ)の工夫たり」とあります。
意は「自分の欲望が抑(おさ)えきれないのは、志が固まっていないからだ。志が固まりさえすれば、欲望は赤く燃えさかる炉の上に一片の雪を置いたように、すぐ消えてしまう。
それゆえ、志を立てるということは、道理の解明から下は日常の些事(さじ)まで、徹底するように工夫することだ」。
三国志に「夫(そ)れ志正しければ衆邪生(しゅうじゃしょう)ぜず」意は「意志を正しい方向に向かって進めば、さまざまな邪念が生ずることはない」。後漢書(ごかんじょ)に「志有る者は事ついに成るなり」と。
志が立たない人間は、直ぐ怠けようとするのです、昨日の反省。心学の書を読み返し、大いに反省。昨日も人様と話しをしていて、自分を棚に上げて話している自分がイヤになり、やり直さなければという思いにかられています。
人には意欲型、退嬰型(たいえいがた。しりごみして、ひきこもる人)の二つがあります。意欲型の人は、まず、人生観、生きがい、目的を持ち、その達成を喜ぶ。退嬰型の人にはそれがない。
また、意欲型の人は、失敗はすべて自分の責任とする自己指向型(じこしこうがた)であるが、退嬰型の人は、それを他の責任として自らを省みることがない。
上の教えを読んで奮起しなければと思い直しています。今日から明晩まで「M&Uスクール」が開講されます。受講生の皆さんは率先して遠路学びに来られます。しりごみしている場合ではありません、久しぶりに受講生の皆さんとお会いしますので、しっかりとお出迎えをしたいと思っています。
皆様の週末が素晴らしい週末でありますようお祈り致します。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
私たちは熊本・大分地震鳥取地震の復興の支援を応援します。ボランティアの皆さんご苦労様です。お気をつけてご支援ください。ありがとうございます。
☆昨日、京都の「陶・作々」のKさんが手作りの来年の干支のお守りを沢山寄贈くださいました。新春2日の「初・月例・幸福開運護摩祈願祭」におまいりに来られました皆様に授与いたします。どうぞおまいりください。