尊敬を忘れない

おはようございます。

昨日久しぶりに心華寺へもどりました。冷たかったですね、京都の北部は昨朝は雪が舞ったそうです、本格的な冬、年末の感じ一層となりました。新幹線も家族連れが多くなり、ほのぼのとしたものを感じたり、大変だな〜と感心したりしながらの帰途。
「にんげん学」神戸講座は現在論語を読んでいます。論語、公冶長(こうやちょう)第5です。年末に思うことはやはり、「縁の大事」、いつまでもおつき合いをさせていただきたいという思いです。
一年お礼の挨拶を交わす。「よいお年をお迎えください」といっての別れ。感慨(かんがい)が一入、今年は別れが多くあったせいかもしれません。新年も笑顔で会いましょうという思いを強くして帰りました。
公冶長第5、17条に「子曰わく、晏平仲(あんぺいちゅう)、善(よ)く人と交わる。久しくしてこれを敬す。」とあります。意は「晏平仲の交際ぶりは見上げたものだ。どんなに親しい長い付き合いの友人に対しても、敬意を払うことを忘れない。」
「尊敬の念を忘れないことが長く付き合うコツ」だと教えているのです。人間関係に於いて親しくなりますと、往々にして尊敬を忘れ、敬意を払うことを忘れてしまうことが一番よくありません。
大切な友人、親しくしていればいるほど、いろいろな話しや相談を受ける場合があります。だからこそ「礼儀をもって接し、古く長い付き合いであればあるほど尊敬の念をもって対応すべきなのです」。
知り合ったばかりの頃は、相手への気遣いの心があって礼儀をもって接しますが、長い付き合いになりますと、「相手が傷つくことを平気で言ってしまいがちになるのです」。そして「せっかくの縁をダメにする」。このようなことになってはいけません。
年末でこのようなことを思いながら皆様と年末の挨拶を交わし帰ってきました。皆さん「親しき仲にこそ礼儀ありです」。今日も素晴らしい一日をお過ごしください。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
☆大阪のKさんが毎年お持ち下さいます「大理石作りの干支」です。毎年ありがとうございます。Kさん、皆さん素晴らしい酉年といたしましょう。