身の中に

おはようございます。

新年の挨拶を交わし元気にスタートされたことと存じます。私は日常生活の中で仏に仕えることで好きなことが沢山ありますが、その一つに門を開けるということがあります。
今日はどんな人が門をくぐって来てくださるのかが楽しみだからです。そのことを考えるだけで幸せです。
東西南北を使った、このような古歌があります「幸せは 西にもあらず 東にも、来た(北)道さがせ 皆身(南)にぞある」。という大好きな歌です。
外に幸せを求めていればいつまでも幸せにはなれません。幸せを感じるのは「自分の心であり、自分の中にある仏性です」。今は部屋にストーブがありますが、比叡山下山時に(昭和51年1月下山)は、暖をとるものは何一つありませんでした。しかし、仏に仕えるという幸福感で寒さなど感じませんでした(若かったからかな?)。
幸福はいつも身近にあるものです。心を落ち着けて周りを観察すれば、いくらでも幸福が近くにあることに気づきます。
信者さんや研修生の皆さんによく話しをします。下山時、収入ゼロ、信者さんゼロ、ナイナイづくしの中でも私は暗く沈んではいませんでした。だから今日のように多くの人様が来て下されるようになったのです、と。暗いから光を求める、外に光がなければ心の中に在る光(思い・信念)を頼る。
幸福とはすでに「手元にあるものをすべて慈しむことだと考えています」。今の自分を大切にし、今の自分を慕って下さる方をありがたく思い、大切にする。
今自分が親しんでいる人を大切にさせていただく、このようにして私は多くの方々と接してきました。
身近な人たちを大切に思う心を持てば、「もっと真剣に生きなければと考えられるようにもなりました」。誠実に生き、信頼を重んじ、何ごとも受け入れる度量を持とうと心がけたのです。
そして、公私を問わず積極性が生まれてきたようにも思っています。そんな思いが出来るようになってきたとき、人生に良い影響を及ぼすことが増えたようにも思います。
楽しく生きるには「自分を支えてくれる皆様を大切にすることだと感じています」。今日も素晴らしい一日をお過ごしください。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌